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シボレー・カマロはやはり売れず。マスタングからの乗り換え支度金を27万円から33万円にアップし、これは車両価格の14%値引きに相当

2019/12/08

| カマロのデザインはアメリカ人にはかなり嫌われたらしい |

先日、シボレー・カマロが売れなさすぎて「マスタングから買い換えるなら27万円相当の値引きを行う」というキャンペーンを行なっていると紹介しましたが、今回はなんとその値引き幅を33万円相当にまで拡大する、というニュース。

なお、カマロは数年前までフォード・マスタング、ダッジ・チャレンジャーを抑えて「アメリカンマッスル市場ナンバーワン」の売れ行きを誇っていたものの、現在ではマスタングはもちろんチャレンジャーにも抜かれてしまうという状況です。

「33万円」値引きはかなり大きい

これについてシボレーの重役は、「カマロが切り開いた市場に他メーカーがなだれ込み、我々が本来得るべき利益を他者が貪っている」と主張。
そして今回の値引きキャンペーンを見るに、とくにマスタングに対して憤りを感じているようですね。

さらにこれまでにアメリカンマッスルを購入したことがない人に対しては11万円相当の値引きを行うとも発表し、販売状況としてはかなり厳しいということが想像できます。

なお、この「33万円」というのはカマロの車両本体価格にとっては比率的大きく、というのもアメリカではカマロの車両本体価格が250万円くらいであり、比率にすると14%くらいに相当するため。※トップレンジだと650万円くらい

カマロが売れていない理由は「謎」

なお、シボレー・カマロが販売不振な理由はまったく不明。
アメリカンマッスル全体が売れていないということではなく、チャレンジャー、マスタングに比べて「カマロだけが」ズルズルと販売を落としているということになりますが、さらに奇妙なのは、カマロは最近フェイスリフトを行なったところで、チャレンジャー、マスタングに比較しても「最新」だということ。

それを考えると、新しいかどうかは全く関係なく、単にそのデザインが顧客に「ウケていない」ということになりそうですね。

ちなみに現行カマロのデザインを行なったのはコルベットと同じデザインチームだとされ、よってカマロはコルベットっぽい「尖った」ディティールを持っています。
そして登場から11年経つのにモデルチェンジを行なっていないダッジ・チャレンジャーが年々販売を伸ばしているということを考えると、単に人々は「もっと丸っこい」レトロなデザインを求めているのかもしれません。

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