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ランボルギーニ・ウラカンとフォードGTとの加速勝負。「ミドシップ」以外共通項のない勝負の行方は?

2017/08/05

同じみドラッグレース系ユーチューバー、「DragTimes」がランボルギーニ・ウラカンとフォードGTとのドラッグレースを収めた動画を公開。
このフォードGTは最新の「フォードGT」ではなく旧世代のもので、2005年〜2006年にかけて製造されたもの(つまりは10年以上も前)。
生産は1500台のみ、グランツーリスモの山内一典氏が所有していることでも有名ですね。

エンジンは5.4リッターV8スーパーチャージャーで558馬力を発生しますが、この個体はECUやエキゾーストのチューンにて700馬力にまで出力を向上。
トランスミッションは6MT、重量は1600キロ、駆動輪は後輪のみ(ミドシップ)。

対するランボルギーニ・ウラカンはV10自然吸気エンジンをミドシップに搭載し610馬力を発生。
駆動方式は4WD、トランスミッションは7速デュアルクラッチ。

「ミドシップ」と言うほかはほぼ共通項のない二車ですが、停止状態からの加速競争ではランボルギーニ・ウラカンの圧勝。
ただしスタートは一瞬フォードGTの方が先んじていますね(MTであることを考えると驚き。やはりスーパーチャージャーの発生するトルクは侮れない?)。

時速50キロ程度からのローリングスタートになるとフォードGTはそのパワーとトルクにモノを言わせ、意外やウラカンと並び、そして徐々に引き離す加速を見せています。
やはり4WDやDCTはスタートに有利で、ターボやスーパーチャージャーなどの過給器は加速に有利と言えそう。
そうなると「全て」持っている日産R35GT-Rの無双ぶりも理解でき、2.5リッターながらターボエンジン(400馬力)+4WDのアウディTTRSが、ベースグレードのアウディR8(自然吸気540馬力)より優れる0-100キロ加速タイムを持っているのも理解できるところですね。

こちらがランボルギーニ・ウラカンとチューンド・フォードGTとの4本勝負を収めた動画、「720HP Ford GT takes a Lamborghini Huracan LP610-4 Drag Racing and Roll Racing」。

こちらもドラッグレースでは無双ぶりを発揮するテスラ・モデルS P100Dに1000馬力のトヨタ・スープラが挑む動画、「Tesla Model S P100D Ludicrous vs 1,000 HP Toyota Supra Turbo Drag Racing and Roll Racing」。


関連投稿:770馬力のメルセデスC63AMGとランボルギーニ・ウラカンの加速勝負。勝者はどっち?

770馬力にまでチューンされたメルセデスC63AMGと610馬力のランボルギーニ・ウラカンLP610-4とのドラッグレース。

馬力上ではC63AMGに大きなアドバンテージがありますが、重量やトラクションにおいてはやはりランボルギーニ・ウラカンに分があるようでウラカンのほうがかなり速いタイムを記録しています。

パワーについてはそれを「いかに駆動力に変換できるか」が非常に重要であり、レイアウトや駆動方式が大きく加速を左右することになりますが、近年だとトラクションコントロールがさらに大きな意味を持つようですね。

90年代にも軽量で高出力を誇る車が多数ありますが、やはり実際に走ってみると良いタイムが出るのは最新の電子デバイスを持つ最新の車の場合が多いようで、よほど重量差や馬力差がないと旧世代の車でレースに勝つのは難しい模様。
つまりはドライバーの技量よりも電子デバイスの重要性が高くなっているとも考えられます。

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