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米経済誌「中国のEVバブルはもう弾けるところまで来ている」。なんと現在中国には486ものEVメーカーが存在している

2019/04/28

どう考えても1国に486モノメーカーは多すぎる。明らかに「供給過剰」になるのは火を見るより明らか

現在中国は「エレクトリックカーバブル」ではありますが、ブルームバーグによると「そのバブルももうじき弾けるだろう」とのこと。

さらに報道によれば現在中国には「486もの」エレクトリックカーメーカーがあるといい、たしかにこの数は異常。

アメリカも最盛期では200近いバイクのメーカーが存在したと言われるものの、現時点ではほとんど残っていない(ハーレー・ダビッドソンとインディアンくらい?インディアンは生き残りとは言い難いかも)ので、中国においてもこのエレクトリックメーカーの数は1/10もしくはそれ以下に淘汰されそうですね。

中国のビジネスは計画だけが先行する傾向にある

2011年以降、エレクトリックビークル業界には1兆8000億円もの投資がなされ、それらの会社が掲げる計画を足すと年間390万台ものエレクトリックカーが生産されることになるそうですが、2018年の新車販売が2808万台とも言われるので、これを考慮すると相当に高い比率だと言えそう。

ちなみに2018年に実際に販売されたEVは100万台(過去最高)であり、これを考慮すると390万台が過剰であるのは間違いなく、やはり相当数のメーカーが倒産することになりそうですね。※中国は後先考えずに作りまくり、結局は在庫の山になるケースが多い

なお、この「エレクトリックカーバブル」の背景には、中国政府が掲げる「2025年に年間700万台のEV販売」計画があって、この達成のために中国政府はEVメーカーに対して優遇政策を打ち出し、かつEVを購入する消費者に対しても税金の軽減といったメリットを提示。

つまりは「国をあげて」のEV普及を目指しているということになりますが、そこへかねてよりの起業ブームや投資ブームが加わって「EVバブル」が出来上がっているものと思われます。

中国では経営者と労働者との賃金格差が大きく、よって多くの労働者は独立を常に考えていると言われ、そして「それっぽい」ビジョンを掲げる起業家には銀行や、「お金の余った」投資家がお金をホイホイ貸すといった現状があるようです。

そしていかにまだ中国の自家用車普及率が高くはなく、そして国がEV積極政策を採用していると言えど、リソースや販売網については大手が有利であることに違いはなく、やはりEVスタートアップの多くは「クルマを発売すらできずに終わってしまう」のかもしれませんね(現在でも計画倒れのメーカーばかり)。

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