■駄文(日々考えること)

ボクが組織に属さない理由とは(後編)。ボクは社会というものに適合することができない

2019/04/28

単にまわりと合わせるより一人でいるほうが楽だからということもある

さて、前編に続いてぼくが組織に属さない理由ですが、今回は「あまりに自分が他人と違うから」。

簡潔に言うと、自慢ではなく単なる事実として、ぼくは「統計上3%しかいない」IQを保有しているので(MENSAにはちょっと足りない)、多くの人とあまり噛み合わない、ということになります。
言い換えると社会不適格者ということになりますが、広い意味ではサヴァン症候群の一種だと言えるかもしれません。

ぼくのいるべき場所はどこにもない

そんなこともあってか、ぼくはそもそもの思考回路が一般的な人とは異なるようで、それに気づいたのは小学校低学年くらい。
そのときから「ここは自分のいるべきではない」という漠然とした違和感をぼくは持っていて、それは今に至るまで続きます。

この状態で組織(会社)に属するとどうなるかということですが、たとえば自分が新入社員であったとして、なにか業務上のアイデアを思いついたとしますよね。

ですが、そのアイデアが上司の理解を超えたものだと「アホかお前」となるわけで、つまりこれが「天才とバカとは紙一重」というところです。
ここで重要なのは、「その人が天才とバカとの境界線上にある」ということではなく、「その人が常人の理解を超えているので、常人はその人を判断できない」ということ。
「バカと天才は紙一重」とはまわりから見たときの判断であって、本人の問題ではない、ということです(本人の問題であるケースもないとは言えない)。

これはアインシュタインの言った「偉大な精神を持つ人々は、平凡な人々から強い反発を受けるものだ」という言葉に近い現象かもしれません。

そしてその「上司が理解出来ないアイデア」を上司にわかるように説明することも可能ではありますが、その人の理解レベルを考慮しながら言葉を変えて説明するのは非常に面倒であり、それをやるメリットが労力に見合わないわけですね。

なので、ぼくはまず相手を見てから「言っても理解できるかどうか」を判断し、「理解できないだろうな」と考えたときは口を閉ざすことにしています。

まわりのレベルにあわせて不本意な結果に終わるのが嫌だった

一方、自分が上司となり部下を持ったときも同様で、自分の思うプロジェクトを進めるためには部下に理解できるように話をしなくてはなりませんが、部下のレベルは多種多様。

たとえば、ぼくが思いついたアイデアが純度100%だとすると、それを理解させるように内容をわかりやすく部下に説明すると、その段階で純度(というかレベル)はどんどん落ちて行き、皆が理解できるレベルにまで落としてしまえば「純度60%くらい」になってしまいうわけですね。

結果的に、進めるプロジェクトは自分が当初考えたものとはぜんぜん異なるものとなり「凡人の範囲」になってしまうことになりますが、これでプロジェクトが成功しなかったときの「不本意感」はハンパなく(傍から見ると、ふつうのコトをやって失敗したようにしか見えない。だが、ぼくはそれをやりたかったわけでもない)、であれば最初から一人でやったほうがよかったな、と思うことに。

こういったことが多々あり、ぼくはほとんど自分を出すことなく「本来の65%くらい」で生活するようにしていたのですが(それでも普通の人よりはうまくやれる)、ある日ふと、「そうやって65%くらいで毎日を過ごしていると、65%が自分のスタンダードになってしまうのでは」と気づくことに。

おそらく「天才も二十歳をすぎればただの人」というのはこういうことなんだろうなと考えていますが、つまり「まわりが自分を理解してくれないから、まわりのレベルに合わせて生活していたら自分も凡人になってしまった」という理解です。

つまりはこんな感じで、「自分を理解できない人に囲まれるのが嫌だ」「周りに合わせて自分のレベルを落とすのが嫌だ」という理由から、ぼくは組織(会社)に属していないということになります。

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おそらく同じように感じる人も多いかとは思いますが、そういった人々に対してぼくが言えるのは「他人を理解させることは諦めて、自分の好きなように生きたほうがいい」ということ。

他人はどこまで行っても他人であり、他人のいうことを聞いても他人は責任を取ってくれるわけではなく、たいていの場合は無責任。

幸い現代では少数派でも生き残りやすい(もしくはその能力を活かして稼ぎやすい)世の中なので、無理して組織に属し、自分を知り減らす必要はない、とぼくは考えているわけですね。

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