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これほどまでに華麗なトラクターは見たことがない!その名は「ストラドル」、ピニンファリーナによるデザイナーズ・トラクターが登場

2021/12/14

これほどまでに華麗なトラクターは見たことがない!その名は「ストラドル」、ピニンファリーナによるデザイナーズ・トラクターが登場

| デザインイメージはシャンパンフルート、どうりで優雅なわけだ |

現時点ではコンセプトにとどまるが、そのうち発売されそうだ

さて、フェラーリのデザインを手掛けてきたことで知られるピニンファリーナが今回なんと「トラクター」をデザイン。

このトラクターは「ストラドル」と命名され、ニューホランド社の依頼によって誕生したそうですが、同社は100年以上の歴史を持つ農業界では有名な会社であり、小型の農機具から大型の産業機械まで、同社製品は世界中の農場で活躍している、と紹介されています。

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ここまで華麗なトラクターは見たことがない

ニューホランド社によると、このストラドルは、ブドウやブドウの木を傷つけないよう、狭い道を移動しなければならない(ワインやシャンパン用の)ブドウ畑に特化した製品だといい、その状況下において最適な製品を生み出すためにピニンファリーナへと協力を求めることに。

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なお、この特殊なスタイリングはシャンパンを注ぐフルートグラスからインスピレーションを受けているといい(納得)、まさにフルートのごとく下が細く、上に行くにつれ広がったキャビンを持っています。

このデザインモチーフによってコクピットには広い視界がもたらされることになりますが、気持ちよく、そして快適に作業をこなせそうですね。

加えて、前傾したキャビンや流線型のボディは、スポーツカーのボディラインを連想させ、このトラクターの「ダイナミズム」を表現しているとも紹介され、仕事のモチベーションも上がりそう。

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ニューホランド社によると、このトラクターは「電動」であることがアナウンスされ、そして現時点ではコンセプトにとどまるとのことではありますが、せっかくピニンファリーナに依頼してまでデザインしたことを鑑みるに、いずれかの時期に発売されるのでは、と考えるのが妥当かも。

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ニューホランド社のブランド・プレジデントを務めるカルロ・ランブロ氏は、「当社の画期的なストラドル・トラクター・コンセプトは、狭く、しかし価値の高いブドウ畑を持つプレミアム・ワイン生産者が目指すべき未来を垣間見せてくれます。このコンセプトは、ニューホランドが世界中のブドウ畑で培ってきた長い歴史と、伝説的なデザインハウスであるピニンファリーナの革新的なアイデアが融合して生まれたものであって、ニューホランドが常にお客様の最も専門的なニーズを満たすために新しいソリューションを開発する努力をしてきたことの証であると同時に、業界で最も幅広い提案をしてきたニューホランドのさらなる拡大を予感させる作品です」と語っており、非常に強い自信を見せています。

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狭い畑でも効率的な作業ができる!

トラクターは世界中で進化している

ちなみに(農業に携わってないと)トラクターに触れる機会はありませんが、ちょっと前にはヤンマーがケン・オクヤマ氏にデザインを依頼したトラクターがずいぶん話題となったことも。

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その後にはピニンファリーナがチェコのZETOR社向けにデザインを行ったとして大きく報じられています。

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そしてこちらはクボタの変形可能な「クロストラクタ」。

もう完全にトラクターの粋を出てますね。

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ちなみにトラクターといえばランボルギーニですが、こちらはフラッグシップモデルのMACH VRT T4i(ジウジアーロデザイン)。

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