| GoPro MAXはHERO 8 BLACKと共存関係にある |
さて、GoProのビデオカメラ「MAX」を購入。
大きな特徴としては「デュアルレンズ」と「360度カメラ」を備えることで、これまでのHERO7シリーズやHERO 8 BLACKでは対応できなかった「フロントカメラとリアカメラと切り替え」ができるほか、もちろん360度撮影が可能となっています。
そのほかにもHERO 8 BLACKだと静止画撮影時には12MPだったものがMAXでは16MP、さらに6K撮影に対応(HERO 8 BLACKは4K)、といった特徴もあります。
ただ、MAXは「HERO 8 BLACKのアップグレード版」というわけではなく、MAX、HERO 8 BLACKそれぞれの特徴(個性)がある模様。
ここでそれらを見てみたいと思います。
GoPro MAXは映像安定化・音声収録に優れる
MAXは映像の安定化に力を入れているようで、ビデオ安定化(手ブレ防止)機能としてMAX HyperSmoothを装備しており、これは実際に使用してみるとHERO 8 BLACKのHyperSmooth2.0に比べても優れているように感じます。
手ブレを指摘されることが多いぼくの動画においては、これは有用な解決策になるかもしれません。
加えてマイクの数がHERO 8 BLACKの3から6へと増加しているので、より臨場感のある音声を収録できそう(ウインドノイズも低減されるようだ)。
ただしMAXは「いいところだけ」ではない
ただしデメリットもあって、まずはサイズが大きく重量も重いこと。
見た目だと「二回り以上大きい」という印象で、重量は126gから154gへ。
そして防水性能が10メートルから5メートルとなること(これについて、ぼくはそこまでの水深で撮影することはないので気にしていない)。
そのほかにもナイトラプス機能がない、スローモーションが2倍(HERO 8 BLACKでは8倍)、HERO 8 BLACKのほうが高fpsであること(MAXだと1440pの際には60fps、HERO 8 BLACKでは120fps)。
なお両者とも操作にはタッチスクリーンを使用しており、インターフェースも同じ。
ただしMAXのほうが液晶サイズが小さく、MAXのほうがちょっと操作しにくい、という印象です。
こういった特徴をみるに、MAXは手持ちでの撮影に向いていて、かつアウトドアや広範囲での映像を捕らえる際や、全周囲からの音を収録するのに向いていそう。
そのためHERO 8 BLACKの場合は固定しての撮影や夜間(ナイトラプス)に向いているとも考えられ、たとえば「走っているクルマを撮影するならMAX、止まっているクルマを撮影するならHERO 8 BLACK」となるのかもしれません。
この辺りについては、もう少し両者を使用して判断したいと思います。
ボクは現在こういった機材を使用している
そこでぼくが現在使用している撮影用機材ですが、ざっとこんな感じ。
GoproだとHERO 8 BLACKを2つ使用していて、一つはクルマのサンバイザーに取り付けが可能なように自作したマウントを装着したもの(いくつかの市販品をカットし組み合わせている)。
そしてもうひとつはキャップのツバに取り付けるものですね。
なお、サイドカバーについては社外品の「USB-Cケーブルを挿す穴」が設けられている製品へと交換しており、これによって容易に充電やMacbookとの接続ができるようになっています(ただし防水性がゼロになる)。
そして黒いテープにて貼り付けてあるのは予備のマイクロSDカード。
SDカードの容量ギリギリまで撮影したときに加え、何らかのエラーで使用しているSDカードが読み込めなくなった際への対応用です(意外とそういったケースがある)。
そして新しく購入したMAXには手持ち用のハンドル兼三脚を装着しています。
補完的に使用するのはDJI OSMO Pocket。
こちらはコンパクトなので周囲にあまり警戒感を与えることがなく、かつジンバルもついているので手ブレも軽減可能。
画角が狭いのとモニターが小さいのが難点ですが、それもこのカメラの性格とのトレードオフだと考えていて、存在意義の大きなカメラです。
参照:GoPro