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フェラーリ・ポルトフィーノ「初の」樹脂パーツメンテナンス。ボクはこういったケミカルを使用し、こういった注意を払っている

2023/08/21

フェラーリ・ポルトフィーノ「初の」樹脂パーツメンテナンス。ボクはこういったケミカルを使用し、こういった注意を払っている

| 品質のよろしくないタイヤワックスを使用するとタイヤの劣化を早めてしまう可能性も |

ポルトフィーノは複雑なボディパネル構成を持つために「手が届きにくい」部位も

さて、フェラーリ・ポルトフィーノにはじめての樹脂パーツメンテナンスを実施。

なお、この樹脂パーツのメンテナンスについて、当ブログでは「おなじみ」ではあるものの、新しいクルマを購入すると新しい人が見に来てくれるようになるので、毎度のことではありますが、納車されるたびにメンテンスの様子を紹介するようにしています。

そして樹脂部の構成や素材、形状はクルマごと、そしてメーカーごとに大きく異なるため、それに慣れるという意味もあり、そして「これからよろしく」という挨拶も兼ね、とくに初回は丁寧に対応しているわけですね。

今回使用したのはほかのクルマと同じくグリオズガレージの「ビニール&ラバー・ドレッシング」、そしてブリジストンの「タイヤワックス」。

フェラーリ・ポルトフィーノの樹脂部分のメンテナンスはこうやって行う

そして実際にどうやってメンテナンスを行うのかを紹介したいと思いますが、用意するのは毛足が長いマイクロファイバーのウエス(塗装面に使用するウエスにはかなりのこだわりを持っているが、樹脂部分のメンテナンスに使用するのは”柔らかければそれでいい”という基準を採用)。

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そしてビニール&ラバー・ドレッシングをウエスに当てて噴射。

このときウエスと吹き出し口を離すと「思わぬ方向に液剤が飛び散る」ことがあるので、距離を詰めること、そしてクルマに向けて噴射しないというのはのは「鉄則」です。

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そしてまずはフロントから手を付けてゆくことになり、これはバンパー下のスプリッター。

ここは樹脂むき出しではなく「セミグロスブラックにペイントされた」パーツではありますが、塗料も樹脂の一種にはかわりはなく、よってこういった部分もしっかりメンテナンスを行うようにしています。

なお、画像で囲んであるうち右側は「塗布済み」、左側が「未塗布」。

けっこう変わるといった印象ですが、黒い部分が黒くなれば、よりいっそうクルマのコントラストが強く感じられるようになり、「ひきしまって」見えるように思います。

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そしてフェラーリはエアロダイナミクスに注力しており、(とくに現代のフェラーリでは)クルマの中にエアを流す構造を採用しているため、ポルトフィーノだとヘッドライトの横だったり、こういったフェンダーの内側の樹脂(もしくはセミグラスブラック塗装パーツ)は非常にメンテナンスしにくく、ウエスの先を細く絞って突っ込んだりしないと届かない部位も。

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そのほかセミグロスブラックの塗装部分だと、サイドステップや・・・。

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リアディフューザーもしっかりメンテナンス。

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ワイパーアームやその付け根のパネルもビニール&ラバードレッシングにて拭き上げます。

なお、乾いたウエスにこのビニール&ラバードレッシングを吹き付けて樹脂部分を拭くと「ムラ」になりやすいので、ウエスは予め湿らせておくと良いかと思います(ぼくはそうしている)。

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そのほかはこういったラバー部分や・・・。

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モールもメンテ。

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ポルトフィーノはリトラクタブルハードトップを持っており、分割されたパネルの間にはこういったラバーパッキンが仕込まれており、そこもしっかり手入れしてゆきます。

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タイヤとホイールハウス内側は「タイヤワックス」にて仕上げ

そしてブリジストン製のタイヤワックスを使用するのは文字通り「タイヤ」そしてフェンダーの内側。

なお、一時期「タイヤワックスはタイヤの劣化を早める」と言われたことがあり、その頃にぼくが使い始めたのがこのブリジストン製タイヤワックス。

タイヤメーカーの発売するワックスだけあって「タイヤに優しい」成分にて構成されている(らしい)というのがその理由です。

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参考までにですが、タイヤメーカー各社もタイヤの劣化については「有害なタイヤワックス(艶出し剤)の使用」を挙げており、一部のタイヤワックスになんらかの問題があるのは間違いないのかもしれません。

なお、ポルトフィーノのタイヤハウス内側の素材は「カーペット地」が大半を占め、これは特にメンテナンスを行う必要はなく、樹脂部分のみにタイヤワックスを塗布しています(ここまで樹脂用メンテナンス剤を塗り込む人は少ないと思うが、だからこそここをきれいにしておくと、クルマの印象がずいぶん変わって見える)。

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