| この構造はどう考えても「リスキー」ではあるが |
それでもナイキはその矜持を保つため、このデザインを採用する必要があったのだろう
さて、ナイキのスニーカー、「エア ヴェイパーマックス プラス」を購入。
ちなみにですが、ぼくはダンクやエア フォースのような「オールドスクール」系よりもこういったハイテク系スニーカーを好む傾向にあり、さらには「(ウェッジシェイプを持つ)シャープな形状」を好むため、このエア ヴェイパーマックス プラスは比較的”好みにドンピシャ”なデザインです。※あまりボッテリとしたデザインが好きではない
ナイキ エア ヴェイパーマックス プラスはこんなスニーカー
そこでこのエア ヴェイパーマックス プラスを見てみると、最大の特徴は”VaporMax Airテクノロジー”。
これは1998年に登場したエアマックスプラスの構造をさらに発展させたもので、「エアチャンバーのみで構成される」ソールを持ち、これが視覚的な性能、そしてデザイン的な排他性を持たせているわけですね。
ただしエアチャンバーは摩擦に強くはなく、よって地面と接する部分には”ラバーポッド”が配置され、これによって耐久性とグリップを付与しています。
なお、もしもこのエアチャンバーが「裂けたり破れたり」すると、このシューズは全く機能しなくなってしまい、しかしそれでもナイキはこういった「全部エアチャンバー」という構造を採用していて、それは「エアクッショニングの先駆者である」というナイキの矜持なのかもしれません(もちろん万全のテストを行っているのだとは思われるが、それでもリスキーな構造ではある)。
そして1998年のエア マックス プラスは「フェード」「コントラスト」カラーを採用していたものの、このエア ヴェイパーマックス プラスでは現代的に進化しており、現在のアパレル界において人気の「モノカラー」へ。※最近のアパレルやバッグでは、金具や樹脂パーツ、バックルまでも本体と同じカラーにて仕上げるデザインが人気である
アッパー、おなじみの波型フローティングケージ、そしてソールが「トリプルレッド」にて構成されており、かなりインパクトのあるスタイルですね。
そしてヒールには「ヴェイパーマックス」ロゴ。
なお、アッパーとシュータンにはクッション性のあるネオプレーンのような素材が採用され・・・。
足の甲や爪先部分には「波型」がエンボス加工されています。
一方のフローティングケージは樹脂製なのでしっかり足をホールド。
フローティングケージ、そしてエアチャンバーは「クリア」仕様。
ヒール部分の内側のクッションはやや肉厚。
爪先部分はやや硬い、衝撃や摩耗に耐えうる素材です。
快適性とホールド性とを兼ね備え、かつ高いクッション性を誇る一足であり、長時間の着用にも耐えうるスニーカーだと思います。
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