| 正直、新型GRヤリスにていちばん驚いたのがこのインテリア(コクピット)である |
もともとGRヤリスは本気なクルマではあったが、新型GRヤリスはその度合がまったく違う
さて、久々にGRヤリスを見てきたところ、その進化ぶりが(初年度モデルに比較して)あまりに大きく、ここで画像とともに紹介したいと思います。
なお、車両を見せていただいたのはモビリティプラザ箕面(大阪トヨペット)さん併設のGR Garage大阪箕面(ありがとうございます)。
展示されているのはもちろん2024年4月に発売されたニューバージョン、グレードはスパルタンなRZ(6速マニュアル)。
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新型GRヤリスはこんなクルマ
そこでこの新型ヤリスを見てみると、これまでのGRヤリスに比較すると「GRっぽさ」が増しており、かつベースモデルのヤリスとの差異もぐっと大きくなったという印象です。
そういった印象は直線基調かつ立体的になったエアインテークや、バンパー幅いっぱいにまで広がったダクトに起因するもよう。
更にはデザイン性も大きく向上し、ブラックの樹脂部分とボディカラー同色部分とがうまく(構造的に)組み合わされているという感じ。
ちなみにセンターの「ハニカム状メッシュグリル」は先代GRヤリスにも存在したものの、新型ヤリスでは「思いっきり薄く細い」構造と変更されています。
サイド部分はこう。
ダクト部にカバーがありますが、「外れそう」な構造を持っているので、将来的なチューニング、あるいは参加する競技によっては「取り外せる」のかもしれません。
センターのトヨタエンブレム両脇の黒いストリップ部分にはさりげなくエアインテーク。
微妙な3D形状がこれまたいい感じ。
もちろんエアカーテンからはちゃんとエアが抜けます。
ヘッドライト上部にはカーボンファイバーのようなヘキサゴンのようなパターン。
ブレーキキャリパーはスパルタンなマットブラック(グロスペイントとは異なり熱による変色や剥離がない。いかにもモータースポーツ直結といったイメージではある)。
一方でサイドや・・・。
リアに大きな変化は見られないようではありますが・・・。
このリアフェンダーはいつ見ても強烈(もっともGRヤリスらしい部分である)。
テールランプ含めたこの造形もGRヤリスならでは。
この部分もいつ見ても斬新であり、オーナーさんにとっても日々満足感が感じられる部分なのかもしれませんね。
ちなみにリアアンダーは従来の「ディフューザー形状」から「ヘキサゴングリル」へ。
このグリルもまた、フロント同様に「薄く細い」つくりです(実際に触れてみたところ、金属でできているようだ)。
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新型GRヤリスのインテリアはあまりに「過激」であった
新型GRヤリスでは様々な機能的なアップグレードが施されていますが、それに加えて大きなトピックとして扱われているのが「インテリア」。
こちらもベースモデルのヤリスから大きく方向性を変更し「モータースポーツ直結」デザインへと変更され、ドライバーオリエンテッドなセンターコンソールに「手引き」パーキングブレーキの装備が大きな変更点です。
そしてこの(トヨタによれば”ドライバーファースト”な)センターコンソールとダッシュボードはまさに「驚き」としかいいようがなく、(いい意味で)「え?これが市販車・・・?」と驚かされることに。
要は「ここまで(快適性を無視して)モータースポーツに振った」クルマはなかったんじゃないかということですね。
そしてトランスミッションは6速マニュアルで・・・。
その奥にあるコマンダーはドライブモードスイッチ。
ドアインナーパネルはアルカンターラ張りへ。
GRヤリスを見てきた際の動画はこちら
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