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映画「007 ダイ・アナザー・デイ」に登場したランボルギーニ・ディアブロが販売に!劇中では輸送機から放り出されて地面に突き刺さったあのクルマ

2020/07/13

| もちろん落下以降のシーンは実車を使用していない(はず) |

007映画「ダイ・アナザー・デイ」に登場したランボルギーニ・ディアブロが119,500ドル(約1200万円)にて販売中。

これは米クラシックカー販売店、ビバリーヒルズ・カークラブが販売しているもので、1992年製、走行距離は約5万マイル(72,700km)、走行は可能であるもののクラッチの交換が必要だと報じられています。

007映画にランボルギーニが登場?

なお、007映画にランボルギーニが登場する例はかなり珍しく、このディアブロについても登場したのは「ちょっとだけ」。

カーチェイスを行うでもなく、北朝鮮の将軍様の息子が、私財として所有していたスーパーカーをアントノフ輸送機に積み込んだ中の一台として登場しており、機内での戦闘に巻き込まれて空中に放り出されるというかわいそうな末路をたどっています(もちろん、放出シーン以降には実車は使用されていないと思う)。

ちなみにこのディアブロ、劇中にて機上から落下した後、地上の水田にノーズから突き刺さったというシーンも挿入されており、その付近を「牛」が歩くという演出もなされるというユーモアあふれる描写も(ランボルギーニのエンブレムは”牛”)。

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この頃のぼくは社会の不条理に巻き込まれてすべてを失っていた時期なので、よもやその7年後に自分がランボルギーニに乗ろうとは夢にも思っていなかったわけですが、人生とはわからないものだ、と改めて思ったり。

参考までに、この007 ダイ・アナザー・デイは北朝鮮を敵国として扱っていて、そのために北朝鮮はこの映画を名指しで「北朝鮮を甚だしく冒涜する目的で作られた卑劣な茶番」だと(祖国平和統一委員会名義で)声明を出したこともあるようです。※ただし、劇中の将軍様は独裁者ではなく、比較的まともな人として描かれていた

当時の北朝鮮における指導者、金正日は007映画の熱烈なファンであり、自身が所有していた会社も「ユニバーサル貿易(ジェームズ・ボンドが仮の身分を名乗るときの所属会社)」だったという話もありますが、それだけに祖国が悪役扱いされることが我慢ならなかったのかもしれません。

007 ダイ・アナザー・デイには魅力的なクルマが登場

なお、007 ダイ・アナザー・デイには魅力的なボンドカーが多々登場しており、なんといっても15年ぶりにボンドカーとしてアストンマーティンが復活。

採用されたのはV12ヴァンキッシュで、「伝統の」マシンガンを備えるほかミサイルも内蔵されますが、なんといっても「光学迷彩」を装備しその姿を消失させることができる機能がナイスです(下の動画では3:00あたりから登場)。

そして本作のヴィラン、ザオの駆るジャガーXKRはぼくにとっての「007史上、もっともかっこいいい悪役のクルマ」。

こちらもマシンガンや、フロントにはミサイルを内蔵していますね(追突したら、その場で爆発しそうで怖い)。

「007 ダイ・アナザー・デイ」はシリーズ40周年、通算20作目ということで大量に予算を投入したり、黒人初のボンドガールとしてハル・ベリーが出演したり(登場シーンは過去作品、”ドクター・ノオ”へのオマージュ)、デボラ・ムーア(3代目ジェームズ・ボンド役だったロジャー・ムーアの娘)がカメオ出演していたりという話題には事欠かない一本。

シリーズ中通じ、1、2を争うほどぼくが好きな作品でもあります。

参照:CNN

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