| カーボンファイバー製パーツとハンドペイント仕上げを持ち、価値の高い一台に |
さて、ベントレーが日本市場向けに10台のみの限定モデル「コンチネンタルGTエクイノックス・エディション」を追加(価格は3118万円)。
エクイノックス(エキノックス=Equinox)とは一般に昼夜平分時を表しますが、それを意味するかのようにボディカラーはブラックオニキスとグレッシャーホワイトがそれそれ5台づつ用意され、インテリア/エクステリアともにブラックとシルバー、ホワイトで構成されています。
なお、「スタイリング・スペシフィケーション」としてフロントスプリッター、リアディフューザー、トランクリップスポイラー、サイドシル等にグロス仕上げのカーボンパーツが装着され、エアロパーツのエッジにはムーンビーム(シルバー)のアクセントが入ることに(このストライプは手作業にてペイントされ、作業には5日かかる)。
ホイールは22インチサイズ、そしてカラーは「タングステン」。
もちろんカスタムを請け負うのは「マリナー」
そしてこのベントレー・コンチネンタルGTエクイノックス・エディションについて、数々のカスタムを手掛けたのは同社のパーソナリゼーションを担当する「マリナー」。
この「マリナー」とはベントレーのカスタム車両生産部門であり、ベントレーの企画、もしくは顧客の要望に応じた特別仕様車の製作を主な業務としますが、もとはというと1559年に創業した馬具メーカー。
その後、交通手段の主役が馬からクルマに変わってゆくにあたりコーチビルダーへとその性質を変化させてゆき、1923年の英国国際モーターショー出展用車両として、ベントレー初となる2シーターモデルの製作を担当したのが(マリナーと)ベントレーとのなれそめです。
マリナーはベントレー傘下に収まった後、現在では3つの事業を担当しており、ひとつは今回のようなスペシャルペイントや内装のカスタムを行う「マリナー・コレクションズ」、もうひとつは現在ブロワーを製造している「クラシック」、そして最後はバカラルのような少量生産モデルを製造する「コーチビルド」という構成です。
ベントレー・コンチネンタルGTエクイノックス・エディションのインテリアはこうなっている
そしてこちらはコンチネンタルGTエクイノックス・エディションの内装。
メインのインテリアカラーはベルーガ(ブラック)、そしてステッチとアクセントカラーはムーンビーム。
ステッチは数十メートルにも及ぶ糸、数十万針を要するという「ダブルダイヤモンド」(ヘッドレストのベントレーマークだけでも4500針)。
ダッシュボード上のパネルもブラックとシルバーに塗り分けられています(もちろんハンドペイント)。
ベントレー・コンチネンタルGTエクイノックス・エディションの特別仕様については下記の通り。
ポイント
- 22インチ マリナードライビング スペフィケーションホイール タングステンペイント&ポリッシュフロントフェイス仕上げ
- ボディキット(カーボンファイバー製)のエッジにムーンビームシルバーのアクセントピンストライプ
- ベルーガ(黒系)内装色
- 特注カラースプリットヘッドレストアウター
- シートエッジパネルにシルバーアクセント配置
- オーバーマットにシルバー色のステッチとバインディング
- キルティング部分にシルバーとハイド同色のステッチ(ファーストエディションスタイル)
- シートとステアリングホイールにシルバーのステッチ
- ベントレー ウィングエンブレム刺繍(シルバー)
- ピアノムーンビームオーバー グランドブラックウッド
- 助手席側フェイシアへのマリナーロゴオーバーレイ
- クロムマリナーロゴ入りグロスブラックトレッドプレートインレイ
搭載されるエンジンは4リッターV8ツインターボ、出力は550馬力。
最高速度はスーパーカー顔負けの318km/h、0−100km/h加速は3.9秒を誇ります。
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