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ベントレーが「養蜂業が車両販売同様に大きな成功を収め、過去最高の収穫となった」と発表!ベントレーのミツバチは「フライング Bee」というらしいぞ

2022/12/16

ベントレーが「養蜂業が車両販売同様に大きな成功を収め、過去最高の収穫となった」と発表!ベントレーのミツバチは「フライング Bee」というらしいぞ

| フォルクスワーゲングループはベントレーはじめ養蜂に熱心 |

現時点ではポルシェが最大のミツバチコロニーを保有、そして次がベントレーとランボルギーニ

さて、最近フォルクスワーゲングループが熱心に取り組んでいるのが「養蜂」。

同グループ傘下にあるポルシェ、ランボルギーニ、そして今回紹介するベントレーはとくに養蜂に熱心であり、今回公式に「過去最高のハチミツの収穫に成功した」というプレスリリースが発行されています。

ちなみにですが、ベントレーのボンネット上のマスコットは「フライング B(フライング・ビー)」と呼ばれ、ベントレーは自社のミツバチたちをこれになぞらえ、「フライング Bee(フライング・ビー。発音が一緒)」と愛情をこめて呼んでいるようですね。

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今年の収穫はなんと1,000瓶

そして今回ベントレーが発表したのは「推定にて、過去最高の1,000瓶の出荷を行った」ということ。

ベントレーは2019年5月からこの養蜂を行っているそうですが、現在ミツバチのコロニーは(当初の12万匹から)60万匹にまで拡大しており、これはランボルギーニが持つハチミツのコロニーと同等で、しかしポルシェの150万匹にはちょっと及ばない数字です。

ちなみにベントレーの養蜂場はベントレー・エクセレンス・センター・ハニー・プロダクションというのだそう。

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なぜベントレーがハチミツを?

そこでちょっと疑問に思うのがポルシェ、ランボルギーニ、そしてベントレーがなぜミツバチを育ててハチミツを採取しているのかということ。

ポルシェは「空き地があったから何かできないかを考えた」とコメントしており、ランボルギーニは「土壌と植物、ミツバチとの関係性」、そしてベントレーは「地域の生物多様性への貢献」といった具合に、その目的がちょっとづつ異なります。

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ベントレーにて製造担当取締役を務めるピーター・ボッシュ氏によれば、「私の考えでは、彼らは地域の生物多様性に貢献しているだけでなく、私たちの車両仕上げを行うエクセレンスセンターで働く従業員(人間)からインスピレーションを受けて、世界でも最高品質の蜂蜜を生産しているのです。来年、私たちはクルー工場でカーボンニュートラル5周年を迎えますが、この成功には生物多様性が大きく貢献しています。この成功を祝う一方で、私たちは現状に甘んじることなく、環境への影響をさらに改善するために常に新しい取り組みを行い、持続可能なラグジュアリーモビリティのリーダーになるという私たちの野望を、事業運営に反映させているのです」。

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ちょっとわかりにくいコメントではあるものの、ミツバチへの愛情が伝わってくることは間違いなく、かなり早い段階から「非レザー化」「植林」などの(環境負荷に対する)取り組みを行ってきたベントレーらしい活動だとも言えそうですね(ベントレーはバイオフューエルに対しても早期に導入を行っていた)。

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これらハチミツの生産はベントレー自身の養蜂チーム「Buckley Bees」によって行われるそうですが、そこでは車両の生産と同等の注意が払われており、慎重に抽出されたのちデカンテーションされ、個別に瓶に入れられ、さらに箱詰めが行われます。

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ただ、ひとつ残念なのは、このベントレー製ハチミツは現在のところ一般向けに販売されておらず(一方、ポルシェのハチミツは本社売店で販売しているようだ)、ランボルギーニと同様に従業員に配布したりVIP訪問客、そのほかゲストへの贈り物として活用されるにとどまっているということ。

ベントレーには養蜂を頑張ってもらい、今後ディーラーなどで購入できるようになればいいなあと思います。

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JUN
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はじめてハニカムごとハチミツを食べたとき、この世に「こんなに美味しいものがあるのか・・・」と驚いたことを思い出した!

ベントレーは養蜂のほか、上述のとおり「生物多様性」に取り組んでおり、工場敷地内には社員による手作りの鳥やハリネズミのための巣箱が点在し、さらに敷地内には100本の木や5千個以上のスイセンの球根がキャンパス内に植えられ、地元の環境浄化に貢献しているとも語っており、このあたりはベントレーのクルマから受けるイメージとはまた異なるもので、もっとアピールしてもいいのかもしれません。

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参照:Bentley

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