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ブリジストンがジャガーXJ220のためだけに開発したタイヤをついに発売。その苦労を動画で語る

2017/06/19

| ブリジストンもなかなかやるな |

ブリジストンは昨年、「ジャガーXJ220専用タイヤを開発し販売する」と発表しましたが、今回無事にタイヤが完成し、その長い道のりを綴った動画を公開。
動画そのものも80年代風のレトロなものとなっており、なかなか見ごたえがあります。

これだけ時代の波に翻弄されたクルマも珍しい

ジャガーXJ220は1988年にプロトタイプが公開され、その名称は時速220マイル(354キロ)を目指して開発されたことから。
アルミ製のボディにアルミ製のモノコックシャシー、サスペンションはダブルウィッシュボーンという先進的なパッケージングでエンジンは3.5L/V6ツインターボをミッドマウント。

生産モデルを1991年の東京モーターショーで発表した後には注文が殺到することになり、生産台数を予定の「220台」から引き上げて350台を生産するとしたものの、直後に訪れた世界同時不況によって販売が伸びず、281台の生産でその生涯を終えています(時々、こういった感じで時代の波に翻弄される車がある)。

なおクラシックカー愛好家の間では「タイヤサイズ」も問題ながら、もし車にマッチする現行タイヤがあったとしてもトレッドパターンが「現代風」なのでクラシックカーの外観にそぐわないという現実があり、ヨコハマも「クラシックカー向けに昔のタイヤを復刻」と発表。

ポルシェもクラシックモデル向けのタイヤを発売するに至っています。

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ブリジストンがジャガーXJ220用のタイヤを「新たに」リリース。
XJ220は275台のみ製造されたスーパーカーですが、この世代のスーパーカー、また現代でもハイパーカーは特殊サイズのタイヤを持っているためにそのタイヤについて苦労するのがオーナーの悩みと言えるかもしれません。

ランボルギーニLM002においても維持費が高価な理由の一つは専用サイズのタイヤと言われ、ブガッティ・ヴェイロンでもやはりタイヤが相当に高価と言われますね(日産GT−Rでもそれは同じ)。
それでもサイズの合うタイヤがあれば良いのですが、ジャガーXJ220の場合はそのサイズのタイヤがなく、ブリジストンがジャガーXJ220に強いショップと共同にてタイヤの開発に着手している、ということです。

なおこのサイズはフロントで255/45 ZR17、リアで345/35 ZR18となっており、ホイール径が現代の車に比べるとかなり小さくなっていますね。

ポルシェも「クラシックポルシェに合う」外観を持ったタイヤをリリースしており、車の寿命が延びてくるとこう言ったサービスも必要になってくるのだと思います。

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