>ロータス(Lotus)

ロータスが新しいデザイン拠点「ロータス・テッククリエイティブセンター」を英国に設立!中国やドイツにも拠点を新設し、一体誰が数年前のロータスからこの現状を想像しただろう・・・。

2022/01/14

ロータスが新しいデザイン拠点「ロータス・テッククリエイティブセンター」を英国に設立!中国やドイツにも拠点を新設し、一体誰が数年前のロータスからこの現状を想像しただろう・・・。

| 現在のロータスの親会社、吉利汽車は「ロータスをフェラーリと同じレベルにまで」高めたいと考えている |

アルピーヌもフェラーリを目標としており、やはりフェラーリはあらゆるスポーツカーメーカーのベンチマークなのか

さて、ロータスが新しく「ロータス・テッククリエイティブセンター・リミテッド(通称:LTCC)」を設立したと発表。

このロータス・テッククリエイティブセンター・リミテッドは英国ウォリックシャーにあった(ロータスの親会社である)吉利汽車のデザインスタジオを転用したもので、ここでは今後のロータス各車のデザインを行ってゆくもよう。

吉利汽車はロータスを「世界的なパフォーマンスカーブランドに」仕立て上げる

なお、吉利汽車はロータスに対して非常に大きな期待を寄せており、「ロータスを世界的なハイパフォーマンスブランドに育て上げたい」という意向を持っているとされ、これまでにも様々な投資を行っています。

実際のところ、中国の武漢には巨大な工場や開発拠点を、ドイツ・ラウンハイムにはロータス・テクノロジーイノベーションセンターを設立する計画を持っていて、こういった設備は数年前までのロータスでは想像すらできなかったものだと思います。

さらにロータスは「フェラーリと並ぶスポーツカーブランドに成長すること」を目標にしているとされ、生産規模においてもアストンマーティンやランボルギーニを超え、「フェラーリ同等のレベルを目指す」とも。

ロータスからは多数のニューモデルが登場予定

この新しいデザインセンターは、ブガッティやアストンマーティンにて、エクステリアデザイン部門を率いた経験を持つベン・ペイン氏が指揮を執ることになるとアナウンスされており、同氏によると「LTCCの理念は、単なる伝統的な自動車デザインスタジオではなく、スタートアップ企業やクリエイティブエージェンシーのマインドセット(オープン、プログレッシブ、パイオニア)に触発されています」とのこと(要するに、これまでの自動車業界の枠にとらわれないということなのだと思う)。

さらにデザインのみではなく、ロータス・テッククリエイティブセンター・リミテッド全体を監督するのが、ピーター・ホーベリー氏で、同氏はボルボ、フォード、吉利汽車での勤務経験を持ち、昨年9月にロータスのデザイン担当上級副社長とエグゼクティブ・アドバイザーに就任したばかり。

そして同氏は「LTCCとロータス・デザイン・アット・ヘセル(ロータス本社のデザインオフィス)は、ロータスのデザイン・ビジョンを開発し、実現するためのクリエイティブ・センター・オブ・エクセレンスとして連携しています。彼らはすでに、中国・武漢のロータステック本社や、ドイツ・ラウンハイムのロータステックイノベーションセンターなど、世界中のロータスの施設と密接に連携しています」ともコメントしていて、今後のロータスは英国のみではなく、中国やドイツなど複数拠点にてデザインがなされることになりそうですね。

なお、このロータス・テッククリエイティブセンター・リミテッドの「初仕事」は、春にデビューする予定のType132だといい、これは御存知の通りロータス初のSUVでもあり、今後のロータスにとって非常に重要なモデル。

【動画】ロータスが新型エレクトリックSUV「タイプ132」ティーザー動画第二弾を公開!LIDARシステムを備え、自動運転を採用するようだ
【動画】ロータスが新型エレクトリックSUV「タイプ132」ティーザー動画第二弾を公開!LIDARシステムを備え、自動運転を採用するようだ

| ついにロータスも自動運転を搭載する時代に | 新世代のロータスはどんなクルマを送り出してくるのか楽しみだ さて、ロータスは先日より新型エレクトリックSUV「タイプ132」のティーザーキャンペーンを ...

続きを見る

さらにはこのタイプ132に続き、ポルシェ「タイカン」に対抗する4ドアスポーツクーペのタイプ133、そして小型SUVのタイプ134が発表される予定で、これらもロータス・テッククリエイティブセンター・リミテッドによるデザインになる、とのこと。

一方、ロータス初のEVスポーツカー(エヴァイヤはハイパーカーに分類される)と銘打たれた「タイプ135」は、ラッセル・カー率いるロータスのオリジナルデザインチームによって主導されるといい、「スポーツカーやハイパーカー」に関しては、これまでどおりへセル(本社)にてデザインがなされることになりそうです。

ロータスが中国に建設する巨大工場、そして今後発売する4つのEVの画像を公開!今までのロータスからすると信じられないような躍進ぶりだ・・・
ロータスが中国に建設する巨大工場、そして今後発売する4つのEV(SUV、セダン含む)の画像を公開!今までのロータスからすると信じられないような躍進ぶりだ・・・

| 賛否両論あるかと思うが、ボクはロータスが中国に買収されて良かったと思う | 中国に建設する子会社の新社屋、新工場は常軌を逸したレベルを持っている さて、ロータスが中国・武漢に建設している工場と子会 ...

続きを見る

合わせて読みたい、ロータス関連投稿

エヴァイヤ発表のロータス。2021年に新型スポーツカー発表、今後の価格レンジは680-1400万円となること、フェラーリと同じ生産規模を目指すことを公表

| 現在の生産台数は1,700台。1万台を目指すというのはかなり野心的だ | ロータスは数日前に「英国初のエレクトリックハイパーカー」、EVJIA(エヴァイヤ)を発表していますが、その会場は画像の通り ...

続きを見る

さよならロータス・エリーゼ、エキシージ、エヴォーラ!それぞれ最後の一台が工場から送り出され、26年間で5万1000台の生産を終える
さよならロータス・エリーゼ、エキシージ、エヴォーラ!それぞれ最後の一台が工場から送り出され、26年間で5万1000台の生産を終える

| それぞれ3台はロータスのヒストリックコレクションへと収蔵され、売りに出されることはない | 今後、同工場はエミーラ生産のために設備を整え再稼働することに さて、ロータスがエリーゼ、エキシージ、エヴ ...

続きを見る

ロータス
ロータスの2021年は24%増、過去10年間で「最高」に。なお日本は英国に次ぐ2位の市場、アメリカも伸び香港は過去最高を記録

| エリーゼ、エキシージ、エヴォーラの最終モデルに人気が集まる | これからロータスは「エミーラの時代」へ さて、ロータスが「2021年の世界販売台数が24%増となり、過去10年で最高の販売台数を記録 ...

続きを見る

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

->ロータス(Lotus)
-, , , ,