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元F1ドライバーが20台のみ限定のセナLMでクラッシュ。マクラーレンはこのクルマの存在を公にしたくなかったものの事故によって広く知られることに

2020/07/28

| フロントセクションが消失するほどの大クラッシュ |

マクラーレンがサーキット走行専用モデル「セナGTR」を公道仕様へとコンバートした「セナLM」。

20台のみの限定販売だと言われているものの、マクラーレン自身からは何らアナウンスがなされていない謎のクルマでもあります(公的にその存在を明らかにしたくないとも言われている)。

そして今回、なんと元F1ドライバーのエイドリアン・スーティルが、フランスはリビエラにてこのマクラーレン・セナLMをクラッシュさせてしまったようで、あちこちに画像が拡散してしまうという事態に。

エイドリアン・スーティルはピアニスト志望からF1ドライバーへの転身という珍しい経歴を持つ人で、スパイカー、フォースインディア、ザウバーより参戦するも通算獲得ポイントは124に止まり、残念ながら表彰台を獲得できないまま(最高では4位)F1界を去っています。

納車からわずか半年での事故

エイドリアン・スーティルは今年1月にモナコでこのマクラーレンLMの納車を受けたとされており、となると現在の住居はモナコにあるのかも。

なお、最後にF1で走ったのは2014年で、翌2015年にはウィリアムズのリザーブドライバーとしての職を得るものの、2016年以降はモータースポーツから遠ざかった状態です。

それでもやはりモナコに居を構えてマクラーレン・セナLMを購入するということは、それなりの蓄えがあったり収入があったりする、ということになりますね(F1史上、もっとも多くのレースで表彰台を獲得できなかったドライバーという不名誉な記録を作ったことがあるほどなので、引退後もさほど仕事があるとは思えなかった)。

おそらくは「スピードの出し過ぎ」?

画像を見る範囲では車体前部が大きく損傷しており、フロントセクションは「消失している」と行ってもいいほど。

ラジエター液も漏れており、かなりなダメージを負っていることがわかりますね。

現時点では事故の原因は不明ですが、おそらくはリビエラの細い道路を「高いスピードで」走ったためにカーブを曲がりきれなかったのでは、と見られています。

エイドリアン・スーティル本人の安否も不明ではあるものの、大きな怪我を負っていないという報道も見られるようです。

マクラーレン・セナLMのエンジンには4リッターV8ツインターボが搭載されると言われるものの、公的なアナウンスがないために出力などは一切不明。

マクラーレンには過去に何台か「その存在が確認されていながらも」公にされていないモデルがいくつかあり、なぜ存在を知らせたくないのかはまったくの謎。

ただ、今回のクラッシュはあちこちで大きく報道されているため、マクラーレンが「あまり知られたくなかった」クルマが広く知られることになってしまったわけですね。

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参照:robgilles, vcars98

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