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アウディがマクラーレンF1部門を買収するための金額を605億円から874億円に吊り上げて再オファーとの報道!さらにはアウディはロードカー部門の買収も視野に

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マクラーレン

| これが実現すれば、モータースポーツだけではなくスーパーカーセグメントでの勢力図も大きく変わりそうだ |

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さて、過去に何度か「アウディがマクラーレンを買収」という話が出ていますが、今回もまたそのウワサ(の続編)。

ドイツのメディアによると、今回アウディはマクラーレンのF1部門を買収(株式取得)するための金額を4億5000万ユーロ(日本円で約605億円)から6億5000万ユーロ(約874億円)に引き上げて再度オファーを行っており、F1部門のみではなくロードカー部門獲得も視野に入れている、とのこと。

なお、マクラーレンはアストンマーティンとともに「コロナ禍にて業績が一気に悪化した」自動車メーカーのひとつで、なんとか会社を維持するためにいくつかの部門を切り売りした他、本社までも売却してやりくりを行っています。

ただしそのルーツであるF1含むモータースポーツ部門、直接の大きな利益獲得部門であるマクラーレン・オートモーティブ(乗用車部門)については手元に残しており、これらを起点として「立て直し」を図るものと思われます(よってこれらを売るわけにはゆかない)。

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マクラーレンも会談を認める

なお、ちょっと前には「アウディがマクラーレンを買収」という報道(結局はガセ)が出ていて、しかしその際にマクラーレンは「その報道はまったくのデタラメ」という公式声明を出しており、しかしアウディとの交渉の有無については言及せず。

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しかし今回、マクラーレン・レーシングのボス、ザク・ブラウン氏は「アウディと話し合いがあった」ことについては認めており、しかし「マクラーレンは売却先や出資者を探しているわけではない」ともコメント。

ただしそのマクラーレンのそっけない態度がフォルクスワーゲングループを奮い立たせたのか、それが今回の「買収提示金額アップ」につながったものと見られ、両者はすでに趣意書に署名し、フォルクスワーゲンの監査役会が今月末にもこれを審議する、とも。

フォルクスワーゲングループはモータースポーツを制覇したい?

なお、アウディは過去にラリーを、そしてポルシェはル・マン24時間レースにて圧倒的な強さを誇っているものの、ことF1に関してはアウディが「F1以前」のモータースポーツに参加し、ポルシェはエンジンサプライヤーとしてF1に参戦したのみ。

ただしポルシェは(レギュレーションの変わる)数年後にエンジンサプライヤーとしての復帰を目指しており、アウディはそのエンジンを積むためのシャシーを供給する手段としてマクラーレンを買収したいのだと思われます。

なお、レッドブルもF1復帰後のポルシェとの提携を希望していると報じられるので、思惑通りに事が運べば「マクラーレン、ポルシェ、レッドブル」という理想的なトリオができあがることになり、相当に期待できるチームとなりそうです。※1980年代のマクラーレン製F1マシンには、ポルシェ製のエンジン”TTE P01”が積まれていた

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アウディはマクラーレンのロードカーも手中に収めたい

そしてちょっと意外なのは「アウディがマクラーレンのロードカー部門を買収したがっている」ということ。

アウディ含むフォルクスワーゲン部門はちょっと前に「ランボルギーニとブガッティを放出する可能性」について触れており、つまりはスーパースポーツそしてハイパーカーを切り捨てる意向を示していたので(結果的にはこれを撤回もしくは先送り)、そこでマクラーレンのロードカーを取得するというのはちょっと不思議でもありますね。

つまりマクラーレン(のロードカー部門)を買収して何をするつもりなのかがまったくわからないということであり、しかしマクラーレンの持つハイブリッドに関するノウハウ、もしくはカーボン製シャシーの製造技術と施設が欲しいのだとも考えられます。

ちなみにですが、マクラーレンのロードカー部門につき、BMWがスーパーカーセグメントへと進出するために買収を検討しているという話が数年前から出ていて、かつて「ロールスロイスとベントレーとの買収を巡って」BMWとフォルクスワーゲンが戦ったときのような、「非常にややこしい」状況となるのかもしれません。

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参考までに、ロールスロイスとベントレーは1998年にフォルクスワーゲングループに買収されていますが、この時の契約に問題があり、これを調整した結果「2002年まではフォルクスワーゲンがロールスロイスを製造販売するものの、2003年以降はBMWがこれを行う」という妙なこととなってしまい、そのときの状況がまた再現されるんじゃないかと考えたりするわけですね(アウディとマクラーレンとは、ロードカーの売却について、すでに覚書を締結したという報道もある)。

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参照:Automobilwoche, Bloomberg

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