
| 近年のフェラーリのボディカラーは全世代とは異なって「大きな抑揚」を持っている |
その抑揚を「より美しく見せる」ためのボディカラーも進化中
さて、フェラーリは「ブルー」「グリーン」「ホワイト」「グレー / ブラック」を新しい時代のキーカラーとして紹介していますが、今回はその中でも「グレー / ブラック」をクローズアップ。
フェラーリはこのカラーをして「精度、エレガンス、そして生の力の表現」としていますが、たしかに精密さを感じさせ、フォーマルな優雅さを表現できる新世代のフェラーリにふさわしいカラーリングなのかもしれません。
とくにデザイナーがフラビオ・マンゾーニ氏へと交代した後のフェラーリは「未来」を志向しており、実際に同氏は「グレー」「ブラック」を好んで用いるように思います。
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近代のフェラーリで打氷的な「グレー」「ブラック」とは
そこで今回フェラーリが紹介しているカラーを見てみると、まずは「アルミニウム」。
「光沢」「透明度」が強調されており、近年のワンオフフェラーリに持ちられることが多い”液体金属”をモチーフとしたカラーですね。
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そして次は「ネロ・ギャラクシー」。
4層塗装を採用した深い色味を持つブラックで、やはり立体的な奥行きを示すカラーです。
近年のフェラーリは抑揚の効いたスタイリングを持ちますが、こういった金属粒子を混入させた塗装が非常によく似合い、プロサングエの登場とともにリリースされた「ネロ・プロサングエ」も”現代ならではの技術を用いた、現代のフェラーリにマッチする”カラーなんじゃないかと考えています。
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そしてこちらはグリジオ・コンペティツィオーネ。
光の加減に合わせて微妙に色味が変わる塗装を持っており、フェラーリのエレガントなボディラインを体現するカラーであると言えるかもしれません、
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