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アルピーヌが「今後ピュアEVを7車種発売し、A310も復活させる」と発表。クロスオーバーやSUVも投入し「グローバルなフルラインアップメーカーへ」

アルピーヌが「今後ピュアEVを7車種発売し、A310も復活させる」と発表。クロスオーバーやSUVも投入し「グローバルなフルラインアップメーカーへ」

| アルピーヌは悲願の北米進出も決定し、その動きにはずみをつける |

やはり期待したいのはホットハッチ、そしてA110のエレクトリック版、そしてA310のリバイバル

さて、アルピーヌが「7つの新型車を発表する」「A310を復活させる」「アメリカ市場に参入する」と正式に発表。

アルピーヌはつい先日、エレクトリックスポーツカーの開発において「ロータスとの提携を解消した」とも報じられており、これによって計画の一部修正が必要になったものと思われますが、今回発表された内容がその修正版ということになりそうです。

ロータスとの提携解消によってアルピーヌは「自前でエレクトリックスポーツカーを作る」という決断を下したもよう。加えてハイパーカーを発売する計画も報じられる
ロータスとの提携解消の結果、アルピーヌは「自前でエレクトリックスポーツカーを作る」という決断を下したもよう。加えてハイパーカーを発売する計画も報じられる

| アルピーヌは今回の提携解消によって大きな戦略と計画の変更を強いられたに違いない | ただし、これが結果的にはブランドにとってプラスに働く可能性も さて、5月には「アルピーヌとロータスが、エレクトリ ...

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アルピーヌは2030年までに大幅な利益伸長を目指す

なお、アルピーヌは現在ルノー・スポールにかわってルノーのハイパフォーマンスブランドとして機能しており、つまりはルノーグループにおける「責任が重大」。

現在はアメリカ市場での販売がなされていないものの、今後は(2027年の)アメリカ進出、そしてポートフォリオの拡大によって「2030年までに87億ドル以上の収益を上げる」計画を持っているとも発表されています。

そして、その計画の中心となるのが7台の新型車によって構成される「ドリームガレージ」で、アルピーヌのローラン・ロッシ最高経営責任者(CEO)によれば、「この包括的なスポーツカーのラインナップは、欧州と日本という主要市場における当社の市場シェアを確固たるものにし、さらには2027年に発売される新モデルが米国とアジアにおける当社の国際的な成長を加速させるでしょう。私たちの目標は、ニッチセグメントのブランドから本格的なグローバルブランドへと拡大することなのです」。

今後の流れについて整理してみると、すでにアナウンスされている範囲では、北米市場にはおそらく投入されないであろうホットハッチ、アルピーヌA290_ßコンセプトの市販バージョンが2024年に発表され(ただし発売=納車開始はいつかわからない)、それに次ぐコンパクトクロスオーバーGTは2025年に発表予定。

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アルピーヌ
アルピーヌが「初のSUV」GT X-overを自社工場で2025年から生産すると発表!プラットフォームはルノーや日産と共有、しかし自社ならではの排他性を追求するもよう

| 効率面のみを考慮すると、ルノーの工場にて生産したほうが明らかにメリットがあるが | それでも自社工場での生産をおこなうということは、それだけアルピーヌが特別なのだと思われる さて、日本では販売店( ...

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最初の「ピュアエレクトリック」アルピーヌは2024年に発表

その後につき、現時点では具体的なモデル構成そしてタイムラインは明かされていないものの、アルピーヌはまず「大型で高価なモデルを導入する」と述べており、これは北米マーケットを意識したモデルだと思われます(つまり2027年に発売されるものと考えられる)。

そのほか、A110エレクトリックは自社開発のアルピーヌ・パフォーマンス・プラットフォーム(APP)を採用し、同じプラットフォームを使用したA310スポーツクーペの現代版もいずれかのタイミングで登場することになりそうです(ここまでで5車種)。

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超希少、残存するのは20台と言われるアルピーヌA310 V6が中古市場に登場。ポルシェ911のライバルとして登場し、当時は高い評価を得ていたようだ
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| その内外装は非常に先進的で、4気筒モデルのA310からA610までを含めると24年もこのスタイルを維持している | そのデザインは現代でも十分に通用しそうな美しさを持っている さて、かなり珍しい( ...

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残る2つのモデルについて、アルピーヌは少し曖昧な表現を使用しており、アルピーヌの表現を借りるならば「中型と大型セグメントの2つの新車になる」とだけ。

まだまだ謎が多い状況ではあるものの、ローラン・ロッシCEOは「わずか2年前、アルピーヌは行き詰まり、明確な展望を失っていました。それ以来、私たちは、トップクラスのエンジニアリングセンター、独自の製造ノウハウ、拡大する販売網など、優れた資産を結集し、アルピーヌを本格的な自動車メーカーへと変貌させています」とコメントしており、現在はまだ改革の途中ではあるものの、今後の飛躍に大きな期待ができそうですね。

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参照:Alpine

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