メルセデス・ベンツがフランクフルト・モーターショーにて「EQAコンセプト」公開。
「EQ」はメルセデス・ベンツのエレクトリックブランドですが、その「エントリーモデル=A」ということで「EQA」なのだと思われます。
なおメルセデス・ベンツは今回のフランクフルト・モーターショーにおいて相当に力を入れており、「Switch to EQ」というスローガンを掲げ、エレクトリック化されたモデルを大量展示。
今回のEQAはメルセデス・ベンツの掲げる「センシュアル・ピュリティ=Sensual Purity」デザインを採用し、表面がツルリとした、マウスのようなデザイン。
他のメーカー、特にアウディがそのEVシリーズ”e-tron”にシャープなエッジを用いるのとは対照的に、メルセデス・ベンツでは「徹底的にエッジを排除」。
フロントには「バーチャル・ラジエター・グリル」を装備し、ここには例によって様々なメッセージを表示。
これはドライブプログラムによっても変化し、例えば「スポーツ」だと青い水平のラインにて現行メルセデス・ベンツのようなウイング状のグリルを視覚的に表現。
さらに「スポーツ・プラス」モードだと、AMG GT Rのような「縦方向」に線の入る”パナメリカーナ・グリル”風に(ただ、実際には多くの国において交通法規上、レッドを前面に使用して発光させることはできないと思われる)。
モーターは前後に2つ(4WD)、合計出力は272馬力、一回の充電あたりの後続買おう距離は400キロ。
なお「EQ」最初のモデルは昨年のパリ・モーターショーで発表された「コンセプトEQ」の市販モデルとなる「EQC」になるとされ、2019年にメルセデス・ベンツのブレーメン工場(中国ではないので安心)にて製造される、とのこと。
メルセデス・ベンツはEQブランドにてWVにおけるイニシアチブを取りたいとしていますが、おそらく価格面で有利なフォルクスワーゲン「I.D.」とどう戦うのか、そして「シャープなデザイン」を持つアウディe-tronとEQとのどちらが消費者に好まれるのか、は注目してゆきたいところですね。
加えて普及価格帯ではしばらく「モデル3」のみとなるであろうテスラ、やはり「リーフ」のみの戦いになるであろう日産についても、後発とはいえど「数に勝ることになる」フォルクスワーゲン、メルセデス・ベンツ、アウディ、BMWに対して生き残ることができるのかも気になるところ。
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