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BMWがアメリカにてX3の大規模リコール。エアバッグに関連し、販売した「ほぼ全て」が対象に

2017/11/06

|アメリカで販売したうち「ほとんど」のX3が該当|

BMWがおよそ85,302台のX3をアメリカにてリコールする可能性。
モデルについては2.5i / 3.0i / xDrive30iで、2006〜2010年に製造されたものが対象となっています。
なお同期間にBMWが米国にて販売したX3はトータルで89,113台となっており、つまりこれは「米国で販売した、ほぼ全てのX3がリコール対象」。

アメリカは製造物責任において、世界でも類を見ないほど厳しい市場

NHTSA(National Highway Traffic Safety Administration)の発表によれば「エアバッグセンサー」に問題があるとのことで、これはフロント助手席に人が座っているかどうかを検知するセンサーに不具合があるため、実際に人が座っていたとしても「座っていないもの」として認識され、事故の際にセンサーが開かないことがある、とされています。

アメリカは製造物責任に対して非常に厳しい姿勢をとる国で、何か問題を起こせばその対応で利益が積んでしまうのはこれまでの例を見ても明らか。
トヨタにおいては「フロアマットが引っかかる」というだけで大騒ぎになったり、フェラーリでは「トランクに閉じ込められた時に内側から開けることができなくなる」という理由でリコールとなったほか、フォルクスワーゲンのディーゼル不正事件では、アメリカのみでVWが買取や補償金の支払いを行うことに。

こういった例を見るに、相当にアメリカは「厳しいマーケット」と言えそうですが、これも世界で1、2を争う規模があるからこそ、リスクがあれども各メーカーが参入し、また出てゆかない理由であるのかもしれません。

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