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「BMWが」トヨタGRスープラ、Z4のヘッドライト不具合につきリコール届け出。その理由は「生産しているのがBMWだから」

2019/12/15

| これに起因する事故はゼロ、しかし不具合のレポートは複数 |

米国にて、トヨタGRスープラ、そしてBMW Z4がリコールに。
これはヘッドライトの製造工程において問題があったためにヘッドライトが正常に機能しない可能性がある、というもの。
ただしこのリコールに該当する台数は多くなく、合計で245台。
アメリカ合衆国の国土交通省に該当する機関、NHTSA(National Highway Traffic Safety Administration)によると、内訳としてはGRスープラが177台、BMW Z4が68台と発表されています。

この数字が純粋に両者の人気を表しているとは言い切れませんが、おおよその販売比率を知る指標にはなりそうですね。

届け出を出したのはBMW

なお、今回のリコールを届け出たのはBMW。
BMW Z4とトヨタGRスープラとは共同にて開発され、オーストリアのマグナ・シュタイヤーがこの製造を行いますが、以前にも同様にBMWがGRスープラのリコールを届け出たことも。

これについて、トヨタはメディアに対して「BMWがGRスープラの生産管理を行っているので、BMWがGRスープラのリコールを届け出ることになる」とコメントしており、ちょっと「丸投げ感」も感じられる部分です。

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ただ、日本においても、トヨタ86のリコールをスバルが届け出ているという事例もあるので、「作る(もしくはそれを管理する)側がリコールを届け出る」というのは業界における常識なのかも。

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日本向けのスープラに影響があるかどうかは不明

問題があるヘッドライトを装着している可能性があるGRスープラは、2019年6月15日から6月25日に製造された車両とのことで極めて短期間。
この間に日本向けの車両が製造されていなければ、日本では「影響がない」リコールだと言えそうです。※多くの場合、左ハンドル車をまとめて作り、それから設備を切り替えて右ハンドル車を別途作ることになる(もしくはその逆)

不具合の詳細としては、BMWの管理下にある(Z4とGRスープラ用の)ヘッドライトサプライヤーでの製造工程において、センタリングピンに不純物が混入している可能性があり、その場合ヘッドライトコントロールに問題が出る、とのこと。

この問題に関連した事故は幸いのところゼロですが、不具合自体はいくつか報告されているとのことで、つまり「目視で判断できる」程度のライティング不良がある、というこことになりそうです。

VIA: NHTSA

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