｜ あまり知られていないがBMWもカスタムが自在に可能 ｜
BMWはパーソナリゼーション部門「インディビデュアル」を持ちますが、これはマクラーレン「MSO」、ランボルギーニ「アドペルソナム」、フェラーリ「テーラーメイド」同様にほぼどのような顧客の要望にでも応えることが可能だとされています。
そして今回公開されたのが南アフリカの高級ブティックホテル「エラーマンハウス（Ellerman House）」のオーダーにて作られたBMW 745Le xDrive。
カスタム仕様のBMW 745Le xDriveはアーティストとのコラボ仕様
そしてこのBMW 745Le xDriveについてはアフリカのボタニカルアーティスト、ニック・ブレイデン氏とのコラボレーションによって製作された、とのこと。
ボタニカルアーティストとは聞き慣れない肩書きですが、植物を使用したりモチーフにしたりすることで芸術を表現するようで、同氏は植物と貴金属とを組み合わせた作品を披露しているようですね。
ボタニカルアートはこうやって作る
そこで今回どうやってボタニカルアートをBMW 7シリーズに落とし込むかですが、それは主にインテリアにおいてなされる模様。
まずはこうやってダッシュボード等にはめこむインレイを製作します。
ルーターを使用して絵柄を彫っているようですね。
こちらが削った状態。
植物を象った金属をはめこんだ状態。
完成するとこう。
表見にはラッカーが塗られ、美しく仕上げられています。
BMW 7シリーズのインテリアは隅々までカスタム仕様
そしてこの7シリーズのカスタムはパネルのみにとどまらず、内装の至るところまでが特別仕様。
シートにはメリノレザーが使用され、パンチング、ダイヤモンドステッチや編み込みなど多種多様な技術が採用されています。
レザーのカラーはタルトゥフォとコニャックとのコンビで、随所にホテルの紋章をあしらった刺繍が施されます。
ルーフ内張にはアルカンターラが採用されているようですね。
運転席はこういった感じ。
おそらく運転するのはホテルの人だと思われます。
そしておそらく顧客が乗るのはこの後部座席。
スカッフプレートも専用仕上げ。
ホテル名がイルミネーションによって浮かびます。
BMW 7シリーズの外装はこうやってカスタムされる
そしてこちらはこのBMW 7シリーズのカスタムの様子。
まずはサイドのストライプ。
ロールスロイスの「コーチライン」も同様に仕上げられるものと思われます。
Cピラーにはマスキングのうえ、ホテルの紋章入り。
そして塗装。
完成するとこう。
こちらはそのホテルのエントランスのようですね。
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