| 新型メルセデス・ベンツCクラスが日本でも発表 |
メルセデス・ベンツ日本が「新型Cクラス」を発表(メルセデス・ベンツ日本からのプレスリリースはこちら)。
その要項として「セダン、ステーションワゴン、クーペ、カブリオレの4車種を同時に刷新」「効率化と高性能化のための新技術”BSG (ベルトドリブン・スターター・ジェネレーター)+48V(ボルト)電気システム” を搭載した新型直列4気筒エンジンを一部モデルに採用」「安全性と快適性、効率性を高次元で融合する”インテリジェントドライブ”がさらに進化」を挙げています。
受注はすでに開始しており、納車は9月から。
価格についてはCクラス・セダンが449万円~、Cクラス・ステーションワゴンが473万円~、Cクラス・クーペが564万円~、Cクラス・カブリオレが615万円~。
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メルセデス・ベンツCクラスは日本ではセグメントトップの販売
メルセデス・ベンツ日本によると、Cクラスは「190」として1982年に発売以来、Cセグメントのベンチマークであり続け、先代Cクラスは2014年の発売後、(セダン/ステーションワゴンあわせ)累計69000台を販売し、2015年以来「セグメントナンバーワン」を達成し続けている、とのこと。
キャッチコピーは「メルセデス・ベンツの自信。新型Cクラス」ですが、内容を見てみるとそのコピーの通りで、メルセデス・ベンツがこれまで培った技術が惜しみなく投入されているようです。
EクラスやSクラスと同等の装備も多く、かつデザインも上位モデルと共通イメージを持つために「Eクラスが売れなくなるんじゃないか」と心配してしまうほど(そうなると、”金太郎飴”デザインが裏目に出たと考えていい)。
新型メルセデス・ベンツCクラスの外観はこう変わった
今回の刷新では前後バンパーをダイナミックなデザインへと変更したほか、「LEDハイパフォーマンスヘッドライト」を装備。※グレードによって異なる
これは上位モデルであるEクラスやSクラスと同様のシステムとのことで、片側84個のLED光源を瞬時に個別に制御。
650メートル先まで照射できる「ウルトラハイビーム」機能もあるようですね。
ちなみにテールランプユニット内部は「C」の文字をモチーフにしたデザインだそうです。
「AMGラインエクステリア」を選択するとダイヤモンドグリルが装着され、フロントバンパーもエアカーテン付きの専用デザインに。
加えてアルミホイールも「18インチAMG5ツインスポークアルミホイール」が装着されます。
新型メルセデス・ベンツCクラスのインテリアはこう変わっている
基本デザインは従来型を踏襲しながらも10.25インチのワイドディスプレイを装備したインフォテイメントシステム、12.3インチのコックピットディスプレイが特徴。
ワイドディスプレイにはカーナビ画面、エンターテイメントシステムの情報が表示され、コックピットディスプレイには通常のメーター同様にレブカウンターや速度計としての機能、さらに安全運転支援システムなどの情報も表示がなされる、とのこと。
ステアリングホイールはSクラス同様のものが与えられ、室内全体をイルミネーションで彩る「アンビエントランプ」も追加されており、最近発売されたメルセデス・ベンツの装備が惜しみなく投入されているようです。
新型メルセデス・ベンツCクラスの目玉はハイブリッド
なお、今回の目玉は48Vハイブリッドシステム。
いわゆるマイルドハイブリッドですが、1.5リッター直4ターボ(M264)とジェネレーター、バッテリーをドッキングさせたもので、システム単体の出力は14馬力。
数字にすると少ないように思えるものの、瞬時に最大トルクが立ち上がるというエレクトリックモーターの特性を活かして「ターボエンジンの加給が開始されるまで」のターボラグを埋める役割を持っており、かなりダイレクト感のあるドライブが楽しめそう。
AMGモデルも同時に発表
今回の新型Cクラス発表にあたり、AMG版「C43」「C63」も同時発表。
C43は390馬力を発生するV6エンジンと4WDシステム「4MATIC」との組み合わせですが、前後のトルク配分は31:69と後輪寄り。
C63は「パナメリカーナ・グリルを採用しており、これは最近におけるメルセデスAMGの「ハイパフォーマンスモデルだけに与えられる装備」のひとつ。