
| SUVとしての使い勝手が向上し、より広く、より多彩なシートアレンジが新型GLCの特徴に |
一方で新型メルセデス・ベンツGLCの環境性能も大幅向上
なんだか最近ものすごい勢いでBMWとメルセデス・ベンツが新型車を発表しているような気がしますが(一方でアウディからはあまりニューモデル発表の報が聞かれない)、今回はメルセデス・ベンツより、6月1日に発表される予定のフルモデルチェンジ版「GLC」のティーザー画像が公開されることに。
メルセデス・ベンツによると新型GLCは「様々な機能を標準搭載した」フルデジタルコクピットを採用するといい、当然ながら最新世代のインフォテイメントシステム「MBUX」も搭載されるものと思われます。※12.1インチのメーターに11.9インチのポートレート・タッチスクリーンが採用される可能性が大
なお、今回公開された1枚の画像から判断できることは多くなく、しかし現行のGLCよりテールランプが細くなり、かつリアセクション全体が「丸く」平滑になっているように見えますね。
新型GLCは多くを新型Cクラスから拝借することに
そしてこの新型GLCにつき、プラットフォーム、足回り、パワートレインなど多くを新型Cクラスと共有すると言われていますが、車体や足回りだけではなくパワートレインもCクラスと基本的に共通すると見られており、2リッター4気筒ターボとの組み合わせによるマイルドハイブリッドとプラグインハイブリッドが投入されるほか、PHEVは3つのバージョンが設定されるとも。
いずれのバージョンも100km以上のエレクトリックモードでの走行距離を実現し、電気モーターのみで最高時速238kmに達すると推測されており(エレクトリックモード時の性能が進化している)、AWD(4MATIC)は全車標準になると言われます。
加えて一部の市場ではディーゼルエンジンが投入されることになり、最近公開されたメルセデスAMG C43と同様に402ps(408PS)を発生するマイルドハイブリッドターボ2.0リッターエンジンを搭載したハイパフォーマンスバージョンのメルセデスAMG GLC43や、その上位バージョンであるAMG GLC63などいくつかのバリエーションも期待できそう。
なお、新型GLCではボディサイズの拡大によって室内/トランクスペースともに大きくなるとされていますが、オプションにて提供される後輪操舵によって車体の取り回し性を向上させているほか、最も売れているメルセデス・ベンツのSUVだけあって様々な機能が盛り込まれることになるのは間違いないかと思います。
ちなみに室内には「可変スペース」なるコンセプトが盛り込まれ、スライド式リアシートを備えることで多彩なシートアレンジが可能となることも判明しており、6月1日の発表を待ちたいところですね(それまでにまだ日があるので、いくつかのティーザー動画や画像が公開されるものと思われる)。