新型メルセデス・ベンツEクラスの最新ティーザー画像が公開！ヘッドライトは「波型」、さらにはグリル連結へ。フロントインテーク内には「ベンツマーク」

｜　新型メルセデス・ベンツEクラスは「最後のガソリンエンジン搭載Eクラス」となる可能性が非常に高い　｜

新型EクラスではCクラス、Sクラスとの差別化を行ったエクステリアデザインを採用

さて、メルセデス・ベンツが明日の「新型Eクラス発表」に向けてティーザー画像を公開。

この新型Eクラスは「フルモデルチェンジ版」となりますが、Eクラスはメルセデス・ベンツにとって「最も売れており、最も利益を得ることができる」モデルの一つでもあるため、今回のモデルチェンジに際しては”ライバルを打ち倒すべく”そうとうな情熱が注がれているものと思われます。

今回公開されたのは新型Eクラスの「外装の一部」

そして今回、公式ティーザー画像として公開されたのは新デザインのホイール、ヘッドライト、フロントバンパー下部のインテークの3点。

新型ヘッドライトの下部は湾曲しており、奇しくもこれは「BMWが（3シリーズで）捨てた」意匠に近いかもしれません。

ただし緩やかなカーブを持つことはメルセデス・ベンツ独特な部分であり、初代EクラスであるW212型Eクラスの独立した卵型ツインヘッドライトほど特徴的ではないにせよ、これによって新型W214型Eクラスは、より小型のCクラス、そして大型のSクラスと容易に区別できるようになるのかもしれません（これはメルセデス・ベンツにおける金太郎飴デザインの終焉を意味する）。

加えて、このティーザー画像を見ると、デジタルヘッドランプを装備していること、そしてヘッドライトの中央（グリル）側には黒いアクセントがあり、「ヘッドライトとグリルがつながって見える」、つまりEQEのようなデザインを採用するであろうことがわかりますね。

なお、この新しいデジタルライトヘッドランプは、メルセデス・ベンツによれば「より自然な昼間の光に近い光を作り出し、ドライバーの視界に視覚的な警告を投影することもできる」のだそう。

ホイールはブラック仕上げ（公式フォトでブラック仕上げのホイールを取り上げることは珍しい）、そしてマルチスポークの端にはフィンのようなデザインも見られます。

ちなみにボディカラーもまた珍しい（そして多くの自動車メーカーが廃止している）グリーンで、しかし最近になってこういったブリティッシュ・レーシンググリーンのようなカラーを採用する例がちらほら見られ、グリーンが今後”復活する”兆しなのかもしれません。

メルセデス・ベンツは各ブランドにおけるブランディングを強化

そしてちょっと面白いのはグリル内に用いられるメルセデス・ベンツのエンブレム「スリーポインテッドスター」。

メルセデス・ベンツはエンブレムを再定義するというコメントを出したばかりですが、直近では限定モデルのボディパネルにこのスターを描いたりしているので、ブランディングという観点から、今後も様々な場面でこれが押し出されることになりそうです。

参考までに、メルセデス・ベンツはその最高級ブランド、マイバッハの最新モデルである「マイバッハEQS680」においても同様の手法を取り入れていて、さらには公式画像の背景など、あらゆる場面でこの「マイバッハマーク」を掲出しており、今後は（同社が保有する各ブランドにつき）視覚的なプレゼンスを高めてゆくということなのでしょうね。

なお、新型Eクラスの内装についてはすでに公開されているものの、パワートレインについては何ら情報が得られておらず、しかしマイルドハイブリッド、そしてPHEVといった具合に「電化された」ユニットを積むことは想像に難くなく、（ハイブリッドといえど）今回発表されるW214は「ガソリンエンジンを積む最後のEクラス」だと見られています。

合わせて読みたい、新型メルセデス・ベンツEクラスクラス関連投稿