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ポルシェ911の新しいカスタムビルダー登場。「我々が作るのはタイヤの付いたオーダースーツ。年に一台しか作れない」

2018/11/22

| ドイツより新星”Wagenbauanstalt”登場。内外装はフルカスタム |

ハンブルク拠点にて活動するWagenbauanstalt(ヴァーゲンバウアンシュタルト?)がポルシェ911のカスタムを公開。
代表のオリバー・キャップス氏によると「我々はドイツでもっとも小さな自動車工場だ、年に一台しか製造することができない。しかし我々の作るクルマは”4輪のオーダーメイドスーツ”とも言えるほど体に馴染むはずだ。我々はこれを”運転可能な芸術”と呼んでいる」とのこと。

なお、Wagenbauanstaltはすべてを内製で行うことは難しく、内装やエンジンについては「その道のスペシャリストに」委ねることで、小規模ながらも品質の高い車の製造が可能になった、とも語っています。

エンブレムは24金、ボディカラーは30層塗装

ベースは1993年製、964世代のポルシェ911ターボ。
ボディのほとんどは新しく作り変えられ、前後フェンダーは大きく拡大。

ウインドウモール、各部ビスやヘッドライトベゼルにはゴールドを使用するなど、独特のカラーリングが光りますね。

ヘッドライトは同じドイツのポルシェ専門チューナー、「Kaege」から。

なおKaegeはジンガー・ビークル・デザインに触発されてスタートした会社で、ジンガー同様にクラシックポルシェのレストモッド(レストア+モディファイ)を生業とします。※ジンガーに比べて価格のや安さを打ち出している

内装にはクロームのロールバー。
確実にリアシートに座るのは不可能ですが、なぜかリアシートは残されたままですね。

ちなみにインテリアはポルシェオリジナルだそう。

よく見るとドアパネルも作り直され、ドアノブが「ボタン(1940年台のリンカーンから移植)」に。
前後バンパーやリアウイングは純正に近い形状ではあるものの、いずれも「巨大化」しているようですね。

ちなみにボディパネル、スポーツ触媒内臓のマフラーは外注ではなく「内製」。
Wagenbauanstaltが得意なのは金属加工ということになりそうです。

ボディカラーのグリーンは「30レイヤー」、クラシカルなホイールは「Wheel-Tec 24」製で(突起が鋭く、日本だと車検にとおりそうにない)、「Wagenbauanstalt」のロゴプレートは24金仕上げだそう。

価格は「億」をくだらないそうですが、「走り」なのか「ラグジュアリー」なのか今ひとつはっきりせず、購入動機を掻き立てにくいクルマかも、と考えたりします。

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