テックアートがポルシェ911ターボ「GTストリート R ツーリング」発表。コンバージョン価格のみで1850万円、GT3RS風のルックスにダックテール

｜　その価格は非常に高価ではあるものの、テックアートだけに品質そして機能は「お墨付き」　｜

限定25台、それぞれの911ターボ GTストリート R ツーリングが顧客の指定スペックによって作られる

さて、ポルシェを専門的にカスタム / チューンすることで知られるドイツのテックアート。

それは992世代に入っても変わらず、そしてここ最近ではとくに「911ターボ系」に対するチューニングプログラムの展開に注力しており、相次いでいくつかのカスタムを紹介しています。

なお、少し前とは異なって「ポルシェのチューニングやカスタム」は現在一般的ではなく、ポルシェを弄る人は一部の富裕層に限定されており、よってテックアートやマンソリー、ブラバスなどのチューナーは911ターボのようなトップレンジにフォーカスしているのかもしれません。

テックアートによるポルシェ911ターボはこんな内容を持っている

そこでテックアートによるポルシェ911のカスタム「最新版」について見てみると、このプログラム名は「テックアート GTストリート R ツーリング」。

そして「ツーリング」という名を表すかのように911ターボ特有の巨大なリアウイングが取り払われてダックテール型リヤスポイラーが取り付けられており、新しいボディキットにはカスタマイズ可能なフロントエプロンとリアエプロンを含む40種類以上のコンポーネントが搭載されています。

フロントバンパーインサートにスポイラー、フロントフード、ルーバーとフィン付きカーボンファイバー製フロントフェンダー、サイドスカート、リアフェンダー上のエアインテーク、フェンダーフレア、リアスカートなどが装着されていますが、テックアートによれば、これらは「サーキットよりも高速ツーリングで威力を発揮する」のだそう。

ちなみにこちらは「ちょっとライト」な別バージョン。

いずれの場合もエアロパーツは「一体成型」ではなく複数のパーツによって構成されており、そのため部位ごとに素材やカラーを選ぶといったことが可能となっており、それによって固有の仕上げを持たせることが可能となっています（さらに純正部品に比較して60％も軽量である）。

テックアート ポルシェ911 GTストリート R ツーリングはパフォーマンスも向上

そしてテックアート GTストリート R ツーリングではもちろんパフォーマンスも向上しており、ブーストアップやカスタム仕様のエキゾーストシステム等によってその出力は800馬力、最高速は347km/hへと向上しています。

そのほかスポーツサスペンション装着によって車高が2.5センチダウンしており、ホイールサイズはフロント20インチ / リア21インチ。

インテリアに関しては豊富なレザー、アルカンターラ、カーボンファイバー、アルミニウムなどがから細かい指定を行うことができ、コンバージョン価格は98,250ユーロ（約1850万円）だと発表されています（車両価格は含まれず、かつオプション価格も含まれない）。

なお、このテックアート GTストリート R ツーリングは25台のみが製作される、とアナウンスされています。

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参照：TechArt