| テックアート製品は高いデザイン的オリジナリティ、そして高い品質を誇ることが特徴である |
基本的にボクはノーマル維持派だが、このリアスポイラーIIIはなかなかに魅力的
さて、ポルシェのスペシャリストであるチューナー、TECHART(TechArt)が992世代の911カレラと911 GT3ツーリング用として「リアスポイラーIII」を発表。
これはカーボンファイバーにて成形されたダックテール形状を持つリアスポイラーで、ダウンフォースを向上させることはもちろん、911を「時代を超越したスタイリッシュなルックスに仕立て上げる」ものだと紹介されています。
テックアート「リアスポイラーIII」はこんな製品
このリアスポイラーIIIのエッジはカーボンファイバー(マットもしくはグロス仕上げを選択可能)にて整形され、その一方でベースフレームは車両の色に合わせて塗装することが可能。
画像を見る限りだと「さすがテックアート」といった高品質な仕上げを持っており、フィッティングそしてデザイン的なマッチングも「純正パーツだと見まごうほど」。
ポルシェオーナーの多くは純正パーツやデザインを好む傾向にありますが、テックアートの持つクオリティであれば「納得」のうえ装着できそうですね。
このテックアート・リアスポイラーIIIは、ドラッグ・リダクション・システム(DRS)やリフトアップなどのアクティブエアロ機能は備えておらず、しかしテックアートによれば「この固定式リアスポイラーは、すべてのドライビングモード選択時において高くバランスの取れたダウンフォースを提供する」。
テックアート・リアスポイラーIIIは軽量化と冷却性能の向上も達成
なお、テックアートはエアロダイナミクス性能を向上させるだけではなく、このリアスポイラーIIIにて軽量化と冷却性能の向上を達成。
内部に一体型エアダクトを組み込むことでインタークーラーへのエアフローが増加し、エンジン冷却が改善されるうえ、アフターマーケットのスポイラーの総重量を純正品に比較して1/3にまで抑えることができた、とのこと。
このカーボンファイバー製のエッジは「930ターボに装着されるホエールテール」を連想させ、こういった部分も「さすがはポルシェのスペシャリスト」といったところですが、一部には意図的に「ボルト」が露出しており、スマートな中にも911GT2 RSのような荒々しさを感じさせますね。
ちなみにオリジナルの「ホエールテール」はこう。
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テックアートはこれまでにも様々な911用のエアロパーツを公開していますが、いずれも今回のリアスポイラーIII同様に高いクオリティを持っており、高いデザイン的オリジナリティを持つうえ、実際に「優れた機能を発揮する」ところも高い評価を受けており、そこが「数あるポルシェチューナーの中でも高い人気を維持し続け、生き残ることができた」理由なのかもしれません。
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参照:TechArt