Image:Gunther Werks
| 最新の素材やデザイン、それに対するペピータのレトロさがなんともユニークである |
さらにはこの「クリーム」というボディカラーもなかなかに新鮮
さて、米国ロサンゼルスに拠点を構えるガンサーワークスがポルシェ911の最新レストモッド「54ヘリテージ」を公開。
993世代のポルシェ911をベースとしてこれを「スピードスター化」していますが、ガンサーワークスはこの「911リマスター・スピードスター」を25台のみ限定にて製造する予定です(生産枠はすべて埋まっている)。
そしてガンサーワークスは顧客一人ひとりに合わせてその仕様を細かく調整するという手法を採用していますが、この911リマスター・スピードスターはその名が示す通りの「ヘリテージ仕様」を持っています(ガンサーワークスにしては珍しい)。
-
限定25台、ガンサー・ワークス・ポルシェ911(993)スピードスター最新作「マンティス」公開。やっぱりこのクオリティは比類ない
Gunther Werks | ガンサーワークス製ポルシェ911は細部に至るまでが芸術品のような仕上がりを持っている | さらには1台ごとに大きく異なるデザインを持っており、オーナーにとっては満足度の ...
続きを見る
911リマスター・スピードスター ”54ヘリテージ”はこんな仕様を持っている
そこでこの911リマスター・スピードスター ”54ヘリテージ”をもう少し詳しく見てみると、ボディカラーはクリームっぽいホワイト、そしてもちろん前後には大きくフレアしたフェンダー、リアにはこれまた大きなダックテール。
ホイールは現代風に再デザインされた「フックス」スタイルそしてカラーはガンメタル。
そしてこの個体が「ヘリテージ」を名乗るゆえんはインテリアにあり、内装に使用されるのはクリーム / ホワイトレザーそしてポルシェ伝統のペピータ(千鳥格子)。
ポルシェはこの「ペピータ」を1960年代に356のオプションとしてまず導入し、その後911にもこの選択肢が受け継がれています(現存する「最古」のポルシェ911=シャシーナンバー57のシートに採用されてるのもこのペピータ)。
そしてポルシェは近年になってからこのペピータを全面に押し出すようになり、「最初に生産されたポルシェ911ターボ」にもこれが採用されていたことからも一気にそのプレゼンスを強めています。
-
ポルシェが歴史的遺産として重用するペピータ(千鳥格子)。いつからポルシェはこれを採用し、今までどういった経緯を経てどう進化したのか
| 近年のポルシェの「ヘリテージ」志向と相まって大きな注目を浴びているのがこのペピータである | ポルシェは最初の市販モデル、356の時代からこのペピータを使用していた さて、ここ最近ポルシェが積極採 ...
続きを見る
さらにこの911リマスター・スピードスター ”54ヘリテージ”ではフロントコンパートメントにもペピータが用いられることに(カーボンファイバーとのコントラストが面白い)。
スピードスターカバー内部の収納スペースのフロアにもペピータ。
ガンサーワークスによるポルシェ911のレストモッドはいずれもスパルタンな仕様が多く、それだけにこのヘリテージ仕様はなかなかに新鮮でもありますね。
合わせて読みたい、ガンサーワークス関連投稿
-
新進気鋭のポルシェ911レストモッダー、ガンサーワークスより「993スピードスター」最新作が公開。ボディワークはフル"ヴィジブル"カーボンファイバー
| 今やガンサーワークスはシンガー・ヴィークル・デザインと並ぶほどの高い評価を獲得している | 実際にそのディティールを見ると高評価も「納得」である さて、アメリカはカリフォルニアに拠点を置くポルシェ ...
続きを見る
-
ガンサーワークスがポルシェ911レストモッド最新作の画像を追加公開。「見るだけでその機能と高性能ぶりがわかる」のは同社の作品ならでは
Image:Gunther Werks | ガンサーワークスによるポルシェ911レストモッドの完成度は作品ごとに大きく向上している | さらにはその「作風の幅」も大きく拡大中 さて、カリフォルニアを拠 ...
続きを見る
-
ガンサーワークスがポルシェ911(993)のレストモッド「911スピードスター」を2台一挙に公開。ボディはフルカーボン、ホイールまでもがカーボン製
Image:Gunther Werks | ここまでのカスタムが施されるとなると価格が一体どれくらいになるのか想像がつかない | ガンサーワークスによるポルシェ911レストモッドの評価は日増しに高くな ...
続きを見る