| 今やガンサーワークスはシンガー・ヴィークル・デザインと並ぶほどの高い評価を獲得している |
実際にそのディティールを見ると高評価も「納得」である
さて、アメリカはカリフォルニアに拠点を置くポルシェのレストモッダー、ガンサーワークス。
シンガー・ヴィークル・デザインとの棲み分けを図るためか993世代の911のみを対象にレストモッドを行っており、その方向性もまたレトロではなく「テクノロジーとパフォーマンス志向」となっています。
現在ガンサーワークスはその高い芸術性、フィニュッシュ、そしてなによりも他のレストモッダーを寄せ付けない圧倒的なパフォーマンスによって高い評価を受けており、中古市場では2億円を超える価格で取引されることも珍しくありません。
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このポルシェ911レストモッドのボディワークは「ブルーカーボン」
そしてガンサーワークスは993世代の911をベースとした「スピードスター」を25台のみ限定にて制作していますが、この「993世代のスピードスター」は当時ラインアップ中に存在しなかったモデルであり、こういったクルマを作ることができるというのもガンサーワークスのデザインスキル、そして加工技術の高さを示しているものと思われます。
基本的なデザインは993を踏襲しつつ、しかしほぼすべてのパーツが作り変えられており、ガンサーワークスがレストモッドにて掲げるテーマは「もしも993が(996へと)モデルチェンジせず、そのまま現在まで改良を受けながら存続していたら。
かくしてガンサーワークスによるレストモッドは様々な新しい要素を取り入れながらも993現役当時から「進化」することとなっているわけですが、内外装のディティールはなかなかの見ものです。
エクステリア / インテリアともにカーボンファイバーが多様され・・・。
ボディワークはなんとフル”ヴィジブル”カーボン製で、クリアカーボンとクリアブルーカーボンとが組み合わせられています。
ちなみに「2シーター」化されているために後席が削除され、そのかわりに「荷物収納スペース」がヘッドレスト後ろに設けられています。
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