| 昨年に海外にて届け出られていたリコールと同様の内容であるようだ |
さて、ランボルギーニが日本国内にてアヴェンタドールLP740-4のリコールを届け出。
内容としてはエンジンコントロールユニットのプログラム不良にて、最悪の場合はエンストの可能性がある、とのこと。
対策としてはECUを対策プログラムへと更新する、としています。
なお、影響を受けるのは平成29年5月10日~令和元年9月13日の間に輸入された365台。
不具合を発見した動機は「イタリア本社からの情報」、そして国内での不具合発生件数はゼロ、これによって発生した事故はゼロ。
リコールの詳細はこうなっている
そして今回、アウディジャパン(ランボルギーニはアウディの管轄下にある)が国土交通省に届け出た内容は下記の通り。
燃料噴射を制御するエンジンコントロールユニットのプログラムが不適切なため、アイドリ
国土交通省
ング状態で停車時にエンジン最小回転数を維持出来ないことがある。そのため、エンジンス
トールが発生するおそれがある。
もともとランボルギーニは非常にリコールの少ないメーカーですが、直近では「ドアが開かなくなる」というリコールが北米にて届け出られていますね。
なお、アヴェンタドールの「エンスト」についてはオーストラリア、北米でもリコールが出されており、内容を見るに、オーストラリアでのリコールが今回の(日本の)リコールと同じ内容であるようです。
一方で北米におけるリコールは「ダウンシフト時のエンスト」がその原因となっていて、今回のリコールとはやや内容が異なる模様。
そのほか、アヴェンタドールについては燃料タンク関連のリコールが日本国内において出されたことも。
フォルクスワーゲンもリコール届け出
なお、同日にはフォルクスワーゲンもリコールを届け出。
こちらは7速DSG(トランスミッション)の制御システムに問題がある、というもの。
対象車種は幅広く、平成20年5月16日~平成26年4月11日に輸入された「シロッコ」「ポロ」「ジェッタ」「ゴルフ」「ゴルフ ヴァリアント」「トゥーラン」「ゴルフ カブリオレ」「パサート」「CC」「ビートル」「ビートル・カブリオレ」等が影響を受け、合計台数は51,024台にのぼると発表されています。
問題に対する対応としては、変速機の制御プログラムを対策プログラムへと書き換えることで解決するそうですが、実際に不具合が生じたのは599件と、けっこうな件数にのぼるようですね。
7速DSG型自動変速機のメカトロニクスにおいて、アキュムレータ取付け部のハウジング加工精度が不適切なため、始動時や渋滞走行などの大きな油圧変動が繰り返されると、ハウジングに微細な亀裂が発生するものがある。そのため、油圧が低下するとともに警告灯が点灯し、そのままの状態で使用を続けると、最悪の場合、走行できなくなるおそれがある。
国土交通省