| 中には「ないとは言えないな」というものも |
新型トヨタ・スープラは「BMWとの共同開発によるスポーツカー」。
その理由としては、トヨタ単独で開発を行うと”とんでもなくお金がかかる”ためで、というのもトヨタはスープラの「魂」とも言える、そしてスープラに”なくてはならない”直6エンジンを持っていなかったから(そしてBMWは直6エンジンを持っていた)。
よって、トヨタが単独で新型スープラを開発するとなると、プラットフォームだけではなく直6エンジンも開発しなければならず、よって「そうなれば、とうてい今の価格では販売できなかっただろう」とも語られています。
なお、トヨタは新型スープラのコンテンツにおいても他社との共同開発によって新型スープラが作られたということを記載するなど「隠そうとはしておらず」、海外生産や、それにともなう「納車期間の長さ」についても触れています。
そこで今回Budget Directが公開したのが、「もしもトヨタが、新型スープラを開発するのに、他メーカーとコラボしていたら」。
メルセデス・ベンツ(AMG)×トヨタ・スープラ
まずはメルセデスAMGで、これは「今ならアリ」と思うことも。
スープラの開発が始まった当時(2012年くらい)だとメルセデス・ベンツは直6エンジンを持たず、よってその頃だとメルセデス・ベンツに白羽の矢が立つことはなかったかもしれません。
ですが今やメルセデス・ベンツは直6エンジンを復活させ、BMW Z4同様に「SLC」において販売減少に悩んでいるため(よってSLCは販売終了に)。
よって、もしトヨタが(今であれば)共同開発を打診する可能性もあり、メルセデス・ベンツとしても「受けた」可能性がありそうです。
アストンマーティン×トヨタ・スープラ
そして次はアストンマーティンとトヨタですが、両社の接点は歴史的にはなく、しいて共通点を挙げるならば、両方とも「ボンドカーとして銀幕に登場した」ということくらい(厳密には、トヨタ2000GTはジェームズ・ボンドが運転したわけではない)。
ただ、価格が高くなろうとも、ヴァンテージやDB11と車体やエンジンを共有する「新型スープラ」を見てみたかったような気もしますね(レンダリングではフロントがヴァンテージ風)。
フェラーリ×トヨタ・スープラ
そして「現実には絶対にないな」というのがフェラーリ×トヨタ・スープラ。
フェラーリは他社との共同開発を好まず純血を守る傾向があること、そしてそもそもトヨタにとっても(フェラーリベースだと)価格的に高くなりすぎることがその理由ではありますが、こうやって「もしも」を夢想するのは楽しいものだ、と思います。
プジョー×トヨタ・スープラ
プジョー属するPSAとトヨタとは関係が深く、実際に車体を共有しているので、「アリといえばアリ」なコラボ。
ただしPSAはスポーツカーを作る意志はなさそうでもあり、やはり現実的には「無い」のかも。
レンダリングでは「コンパクトなスープラ」が再現されていますが(PSAはコンパクトカーに特化)、これはこれで面白そうですね。
日産×トヨタ・スープラ
これはまさに「禁断のコラボ」ともいえ、画像のようにスープラとGT-Rとがなんらかの共有を行ったり、フェアレディZとの兄弟車になると面白そう。
なお、日産は「共同開発を行わない」方針を持っているようです。
シボレー✕トヨタ・スープラ
こちらはC7世代のコルベットと合体したトヨタ・スープラ。
シボレーもあまりバッジエンジニアリングを行うというイメージは無いものの、過去にはスズキと関係があったことも。
アメリカ市場向けに「V8エンジン」を搭載したマッスルなスープラも面白そうですね。
テスラ✕トヨタ・スープラ
テスラとトヨタとは「パナソニックを通じて」関係がないこともないようではありますが、もし新型スープラがテスラとの共同開発にて「フルエレクトリック」であったならば、これは相当な衝撃であったに違いありません。
ボルボ✕トヨタ・スープラ
最後はボルボとトヨタとの共同開発による新型スープラ。
ボルボもスポーツカーを作ることに積極的ではなく、実現性は限りなくゼロに近そうではあるものの、この意外さがいいのかもしれませんね。