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その価格8800万円!488ピスタ"ピロティ・フェラーリ"を見てきた!

2020/08/15

| まさかこの目でフェラーリ488ピスタ・ピロティ・フェラーリを見ることができるとは思わなかった |

さて、フェラーリ正規ディーラー、コーンズ心斎橋ショールームにて展示販売中のピロティ・フェラーリ。

これは488ピスタのスペシャルモデルとなりますが、「ピロティ=パイロット」の名が示す通り、フェラーリを駆ってレースに出るドライバーつまり「フェラーリのスポーツプログラムに参加している顧客のみ」に購入権が与えられると言われるスペシャルモデル。

なお、販売価格は「8800万円(中古なので”相場”を反映している)ですが、新車でこのピロティ・フェラーリを購入しようとなるとスポーツプログラムに参加する必要があり、そこで多額のコストがかかることを鑑みると、この8800万円を「高い」と断じることはできなさそうです。※そもそも新車の予定生産台数は消化済みなので購入できない

フェラーリ488ピスタ・ピロティ・フェラーリの細部はこうなっている

まず、488ピスタ・ピロティフェラーリの基本的な構造は488ピスタに準じるため、概要についてはこちらを参照してもらえればと思います。

なお、このピロティフェラーリにつき、限定台数は正式に公開されていないので「何台存在するのか」は不明。

ちなみに大阪には5台が入ってきているようですね。

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フロントフード右端には「PRO」の文字。

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反対側には「WEC(世界耐久選手権)」。

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フロントからリアにかけてストライプが入りますが、これはデカールではなく「ペイント」。

たとえばポルシェのようなドイツの自動車メーカーの場合、ここはデカールとなるものの、フェラーリやランボルギーニのようなイタリアのメーカーだとこういったラインは職人によるペイントとなります。

加えて、段差が発生しないように美しく処理がなされており、このあたりはロールスロイスでも敵わない部分だと思います(ロールスロイスの”コーチライン”はけっこう段差がある)。

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フロントバンパーには488ピスタにて採用された「Sダクト」装備。

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ホイールはサテン仕上げ。

フェラーリにしては「五本スポーク」ではない珍しいデザインということになりますが、これは軽量性を追求してのことだと思われます。

ブレーキはカーボンセラミック、ホイールボルトはチタン製です。

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フロントからサイドにかけてもライン入り。

もちろんこれもペイント仕上げです。

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フロントフェンダーにはもちろんシールドエンブレム。

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賛否両論なリアフェンダー上のダクト。

ピニンファリーナがデザインした458イタリアにこのダクトはなく(フェラーリから設置の要望があったものの、ピンファリーナが頑としてこれをつけることを拒否したという)、しかしフェラーリ自社のデザインへと移行した488以降にはこのダクトが存在します(488GTB/スパイダーと488ピスタとでは形状が異なる)。

ピロティ・フェラーリではここがカーボン製となっているようですね(標準なのかオプションなのかは不明)。

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ディフューザーはウイングっぽい」形状。

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リヤバンパーサイドのダクトインサートもカーボンファイバー製。

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リアウイングもカーボン製。

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リアのフェラーリエンブレム(跳ね馬)の頭の部分だけが車体とリアウイングとの隙間に「出っ張った形」となっているのがちょっとユニーク。

周辺構造を見るに、どうしてもフェラーリはこの位置に跳ね馬を設置したかったであろうことが伺えます。

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センターストライプはリアウイングの裏面まで。

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もちろんストライプは美しい塗装仕上げです。

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ちなみにリアのナンバープレート上部にソケットを差し込んで充電中。

このクルマはハイブリッドカーやEVではないものの、搭載している(スターやーや電装品駆動用)リチウムイオンバッテリーが2-3週間で放電してしまうためだそうですが、もしバッテリーを交換するとなると50万円くらいの出費が必要となるようですね。

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