| ノーマルのマクラーレンGTは大人しすぎるというオーナーに |
ノヴィテックがマクラーレンGTのチューニングプログラムを公開。
マクラーレンというと「同じようなデザインのクルマが多い」と言われる中、GTだけは独特のデザインを持っており、それだけに独特自のファンがついているクルマ。
ただし「ちょっと大人しめ」だとする向きもあり、今回のチューニングプログラムはそういったGTユーザーの不満を解消するためのものとなりそうです。
純正のデザインを生かしたエアロパーツがラインアップ
まず外観だと「フロントスポイラーリップ」「フロントスポイラーアタッチメント」「サイドパネル」「エアインテーク・サイドウォール」「リアスポイラーリップ」「ドアミラーカバー」が用意され、これらは全てカーボンファイバー製。
ホイールはフロント20インチ、リア21インチのみの展開となり、カラーは標準にてグロスシルバー、サテンブラック、グロスガンメタルの三色が揃い、そのほかソリッドやキャンディカラー等への指定色ペイントも可能となっています。
足回りだと、ほかにローダウンスプリングやスペーサーも用意されているようですね。
パフォーマンス面においてはおよそ85HPも出力が向上して697HPを発生するサブコンピューター”ステージ1”、そして707HPを発生する”ステージ2”も用意され、そのほか競技用の「直管」、公道走行対応のスポーツ触媒、つねにエキゾーストシステムのバルブを開きっぱなしにするバイパスコネクターもラインアップ。
マクラーレンはもともと「セナ」「エルヴァ」「スピードテール」等のハイパーカーで構成されるアルティメットシリーズ、720Sや765LTを擁するスーパーシリーズ、570系、600LTや540Cが属するスーパーシリーズというラインアップを持っており、「GT」の発売は予定外だったといいます。
それでもGTラインナップを発売した経緯としては「570GT」の思わぬ人気化だといい、それまでサーキット志向モデルばかりだったマクラーレンにおいて、サスペンションをややソフトに、ステアリングレシオをスローに、そしてラゲッジスペースを最大化した570GTは(マクラーレンにとって)異端ながらも多くの顧客の心を捉え、そこでマクラーレンは予想外の需要をカバーするために「GT」を独立させることに決めた、と言われますね。
そしてGTは「ゴルフバッグが2つ載る」ラゲッジスペースを持ち高い実用性を備えますが、実際に運転してみると非常に乗りやすい車であり、高い実用性を持つこともわかります。
ノヴィテックは他にもこんなカスタムを公開
そしてノヴィテックは積極的に新型車のカスタム/チューンに取り組んでおり、納車がはじまってまもないフェラーリF8トリブートのチューニングプログラムも公開済み(こちらはなんと700馬力オーバー)。
ランボルギーニ・ウラカンEVOのチューニングにもいち早く名乗りをあげていますね。
参照:NOVITEC