| フェラーリ・モンツァはかなりロッソ率が低いモデルだと認識している |
ホイールとブレーキキャリパーは珍しいブラック
さて、フェラーリは自社のパーソナリゼーション部門「テーラーメイド」にて仕上げた車両を適宜公開していますが、今回は「ビアンコ・オンダ・マリーナ(Bianco Onda Marina)のボディカラーを持つモンツァSP1が公開に。
このテーラーメイドは「通常のラインナップやオプションでは対応できない」ボディカラー含む様々な仕様を実現できることが魅力のプログラムであり、これを選択した場合、その塗装はフェラーリの自社ファクトリーではなくフェラーリの公認ペイントショップ、カロッツェリア・ザナシによって塗装が行われると言われていますが、当然ながらそのぶんだけ高額になるのだと思われます(ただ、もともとモンツァSP1/SP2などのイコーナシリーズの塗装はこのカロッツェリア・ザナシにてなされている)。
なぜイコーナ(ICONA)シリーズやテーラーメイド車両がカロッツェリア・ザナシでペイントされるのかはわからないものの、もちろんそれは「いかにコストがかかろうとも、カロッツェリア・ザナシの塗装技術が優れているから」ということに他ならないのでしょうね。
このフェラーリ・モンツァSP1はこんな仕様を持っている
そしてこのフェラーリ・モンツァSP1を掘り下げて見てみると、ボディ上には美しいブルーのレーシングストライプ、そしてサイドには「23」のナンバーとラウンデル。
フロントフェンダーのスクーデリア・フェラーリ・エンブレムはもちろんペイント仕上げですが、この「昔ながらの」手法はやはりクラシカルなモデルに似合います。
装着されるホイールはブラック(もしくはダークグレー)のサテン仕上げを持ち、フェラーリの場合、ホイールをグロス仕上げではなく、サテン(ハーフマット)にて指定する人が多いようですね。
そしてインテリアに目を移すと、ドイツのANUDE社の生地を貼ったバケットシートが目を引きますが、サイドやセンターにはホワイトの生地が使用されており、ボディとマッチした仕様となっていて、ヘッドレストにはスクーデリア・フェラーリのシールドエンブレム。
インテリアカラーとエクステリアカラーが見事にマッチ
インテリアパネルやステアリングホイールはカーボンファイバー仕上げとなっていますが、意外やシート以外の部分(ステアリングホイールやパドルなど)にはこのブルーやホワイトが使用されておらず、かなりシンプルな仕様となっています。
そのぶんシート、そしてボディカラーが映えるように思いますが、ブラックやレッドであればまだしも、「ブルー」という色合わせが難しいカラーにおいて、ここまで「シートとボディカラー」という異なる素材の色がマッチしているのも珍しいかもしれませんね。
ちなみにですが、一般に「フェラーリ=ロッソ」というイメージがあるものの、このモンツァSP1/SP2については様々なボディカラーによってオーダーがなされており、もしかすると「もっともロッソ率の低いモデルなんじゃないか」と思ったりします。
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