>フェラーリ

フェラーリ296GTSを見てきた!アセットフィオラノ・パッケージ装着にロッソコルサ+ライトブルーのヒストリックカラー【動画】

2022/12/18

フェラーリ296GTSを見てきた!ロッソコルサ+ライトブルーのヒストリックカラー、オマージュ元の250LM(1964年)を再現【動画】

| それにしてもよくこのボディ形状で電動リトラクタブルハードトップを再現できたものだ |

給油口や充電ポートの位置など、考えに考え抜かれている

さて、あたらしく展示が開始されたフェラーリ296GTBを見にオートカヴァリーノさんへ。

展示車両はロッソコルサ(Rosso Corsa)、リバリーのカラーはアッズーロ・ラ・プラタ(Azzurro La Plata / 水色)。

これはおそらくフェラーリが296GTBを発表した際のオフィシャルフォトに用いられたカラーコンビネーションと同じだと思われますが、296GTBだとこのグラフィックのカラーコンビネーションが「レッドにシルバー」という組み合わせだったために「ウルトラマン的」と言われたことも。

なお、このリバリーを選択できるのはサーキット志向のオプション「アセットフィオラノ・パッケージ」を装着した場合のみとなっています。

【動画】フェラーリが296GTBのオープン版「296GTS」発表!フェラーリは車両開発時にファン・トゥ・ドライブを数値化して評価している
【動画】フェラーリが296GTBのオープン版「296GTS」発表!フェラーリは車両開発時にファン・トゥ・ドライブを数値化して評価している

| イメージカラーはまさかの「ブルー」、アセット・フィオラノ・パッケージでは「レッド」 | ここまで296GTBと変わらないイメージでオープン化してきたことには驚かされる さて、フェラーリが予告通り2 ...

続きを見る

L1510077

一見するとこのカラーは奇抜に見えるが

なお、一見すると「レッドに水色」というボディカラーはかなり奇抜に見えますが、このフェラーリ296GTB/296GTSはかつてのフェラーリのレーシングカーである250LMをモチーフにデザインされたクルマであり、「ロッソコルサとアッズーロ・ラ・プラタ」というカラーは1964年のレースを走った個体を意識したもの。

そして250LMは純粋なレーシングカーなので、296GTB/296GTSでこのリバリーを選ぼうとすると「アセット・フィオラノ・パッケージを選択せねばならない」ということもよく理解ができますね。

L1510377

こうやって見ると、リアフェンダー、ルーフからリアにかけてのトンネルバック、そしてスパっと切り落とされたリアエンドに296GTB/296GTSとの共通性を見ることができると思います。

L1510371

フェラーリ296GTSはこんなクルマ

そこで展示されている296GTSのディティールを見てみると、このフロントのリバリーの塗り分けはなかなかに複雑(立体交差しているように見える)。

L1510089

アセット・フィオラノ・パッケージ付きなのでフロントリップの左右にはちょっとしたウイングレットのような反り返りが見られますね。

L1510090

このリバリーはもちろん職人によってマスキングそしてペイントがなされ、段差を均して平坦にしたのち上塗りのクリアーが塗装されるという複雑な工程を経ています。

L1510087

フロントバンパー下部には「ティートレイ」。

こういった部分はフェラーリとモータースポーツ(とくにF1)とのつながりを感じさせるところかもしれません。

L1510081

ホイールは鍛造、そしてホイールボルトはオプションのチタン製。

L1510100

リアフェンダーには250LMを連想させるダクトが設けられています。

L1510150

リアデッキの下をエアが抜ける構造は458イタリア以降のミドシップフェラーリに見られる特徴でもありますね。

L1510151

そして296GTBと大きく異なるのはこのリヤセクション。

L1510137

ルーフの開閉を行うためにかなり複雑な構造を持っていますが、ちゃんとトンネルバックを維持していることには驚かされます(よく、このボディ形状でリトラクタブルハードトップを実現したものだと感心する)。※開閉の様子は動画に収録

L1510140

そしてこの力こぶのようなリアフェンダーにも(いつ見ても)驚かされますが、この盛り上がりを最大限に楽しむには濃色系やメタリック、パール系のほうが(色の濃淡によって凹凸が表現されて)いいかもしれませんね。

L1510138

リアフードを開くとこう。

奥の方、そしてかなり低い位置にエンジンがマウントされており、いかにフェラーリが重心に気を使っているかがわかります。

エンジンは3リッターV6、そしてこれにプラグインハイブリッドシステムを組み合わせて830馬力を発生し、トランスミッションは8速DCT、そして駆動輪は後輪のみ。

L1510161

給油そして充電口はリヤセクションにうまく隠されていて、イタリア車は昔からドアノブや給油口をうまく隠すことに長けているようにも思います。

L1510164

テールパイプはマットブラック。

L1510127

このフェラーリ296GTSのインテリアはこうなっている

インテリアについては「ブラック」ベース。

L1510118

カーボンファイバー製レーシングシートは(アセット・フィオラノ・パッケージを選んだ際の)標準です。

L1510166

シートや・・・。

L1510110

ダッシュボードにはブルーのアクセント。

L1510107

カーペットはアルカンターラ。

L1510109

他の画像はFacebookページのアルバム「フェラーリ296GTS」に保存中。

フェラーリ296GTSを見てきた際の動画はこちら

フェラーリ296GTSを見せていただいたのは神戸のフェラーリ正規ディーラー、オートカヴァリーノさん。

いつもお世話になりありがとうございます。

オートカヴァリーノ

兵庫県神戸市東灘区向洋町東3-6-5(六甲アイランド)
兵庫県神戸市中央区新港町11-1(ブティックショールーム)
Facebook

合わせて読みたい、フェラーリ296GTS関連投稿

フェラーリ
バトゥーキや嘘喰いの人気漫画家がフェラーリ296GTSを注文!車両価格4313万円、オプション価格1389万円、合計5702万円。内容を見ると本気の走り仕様だった

| しかもボディカラーはロッソコルサ、ルーフはブラック、ブレーキキャリパーはイエローという「超フェラーリな」仕様 | 一般人にはなかなかここまで思い切った仕様は選べない さて、(バトゥーキや嘘喰いで知 ...

続きを見る

【動画】フェラーリ296GTS日本初公開!フェラーリ・レーシング・デイズにてジャパンプレミアを見てきた

| やはりフェラーリのオープンモデルは特別な存在だった | よくフェラーリはあの複雑なリアセクションのデザインを維持したままオープン化したと思う さて、トヨタのbZ4Xの試乗イベントがなくなったので急 ...

続きを見る

フェラーリ296GTSのコンフィギュレーター公開!ボディカラーは基本25色、インテリアカラーは15色、エレガントにもレーシーにも自由自在
フェラーリ296GTSのコンフィギュレーター公開!ボディカラーは基本25色、インテリアカラーは15色、エレガントにもレーシーにも自由自在

| とにかくフェラーリの内外装は選択肢が豊富なのが特徴 | インテリアに至ってはパーツ単位でカラーを指定可能、さらには指定カラーへの対応も さて、発表されたばかりの新型フェラーリ「296GTS」につき ...

続きを見る

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

->フェラーリ
-, , , , ,