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フェラーリがピュアEVのサウンドに関する特許を出願!実際に回転するパーツから周波数を拾い、その回転数にあわせてサウンドを合成してアウトプットするようだ

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| これによって、「直感的に」駆動系の負荷やパワーバンド、トルク感」を感じられるように |

モーターやギア、ホイール等から発せられる「回転数によって変化する」周波数を取得

さて、少し前には「ランボルギーニの新型V12モデルが発するエレクトリックサウンド」がリークされたばかりですが、今回はフェラーリが将来のEVのために用意した「サウンド生成デバイス」関連特許が出願されたことが明らかに。

なお、特許の概要を見てみると、「作った音を、速度やアクセル開度にあわせてスピーカーから流す」というフェイクサウンドのたぐいではなく、たとえエレクトリックといえど実際にパワートーレンが発生するサウンドを放出するシステムを持つようで、(手法は異なれど)考え方としては、”サウンドのためにギアを設けてギアな鳴りを聞かせる”ハーレー・ダビッドソン・ライブワイヤー、”EVなのに排気システムを装備して排気音を創り出す”ダッジ・チャージャー・デイトナコンセプトEVに採用された「フラッツォニック・チャンバード・エキゾースト(Fratzonic Chambered Exhaust)」に近いのかもしれません。

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EV時代であってもフェラーリはサウンドを重視

なお、ピュアエレクトリック時代になるとガソリン時代のような官能的なサウンドが失われる可能性が高く、これは多くの自動車メーカー、そしてフェラーリも主張するところであり、実際に各社とも独自の手法でこれを解決しようとしていることが報じられています。

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フェラーリはすでにEVの開発に取り掛かっているとされ、そのダイナミクスを微調整し、ミッドエンジン・スーパーカーのようなハンドリングを実現するための研究を行っているとされますが、EVの弱点のひとつが「サウンド」であることについても指摘済み。

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そして今回、米国特許商標庁(USPTO)に申請された内容から「フェラーリがいかにEV時代のサウンドを作り上げるのか」が(おぼろげながら)見えています。

フェラーリは「物理パーツの発生する振動」をEVのサウンドとして活用

この申請内容を見るに、フェラーリは、エレクトリックモーターやさまざまな駆動系部品から音を抽出し、加えてトランスミッション、ディファレンシャル、さらにはホイールの共振周波数を測定したうえで、その音を共鳴器(レゾネーター)によって増幅したのち、エレクトリックモーターの回転速度に相関する音を作りだす、というロジックを持っています。

細かく見てゆくと、このレゾネーターの制御システムが、エレクトリックモーターの電源に、モーターの動作を妨げないような周波数を持つ「ソノリティ電流」を流すことになりますが、このソノリティ電流は、制御システムによって作り出されるために可変であり、任意の異なる周波数を作り出すことが可能です。

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このソノリティ電流は、モーターの回転速度に対応(ハーモニー)した明確な高調波周波数、すなわちハム音をモーターハウジング内に発生させることになり、このハム音は、モーターやトランスミッションハウジング内の共振器によって増幅され、それぞれのコンポーネントが奏でる「本物のパワートレイン」サウンドを作り出すことができるわけですね。

このレゾネータは、フェラーリがその用途にふさわしいと考える音を正確に発生するように設計でき、それを機能させるために追加のハードウェア(発振器など)を必要とせず(もともと回転パーツからサウンドのもととなる周波数を拾っているため)、この特許の最大の特徴は、エレクトリックモーターの回転数に応じて音量が上昇・下降し、モーターの負荷に応じてまで変化する、まさに本物のサウンドということ。

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これは現在の内燃機関の挙動を模倣したもので、回転数が上がればサウンドが大きくなり、負荷がかかれば回転の上昇が遅くなったり、負荷が抜けると回転が軽くなったりというガソリンエンジン同様のサウンドを提供することになり、”メーターやコンピューターの表示を見なくても”直感的にスポーツカーを運転できるよう、実際のパワートレーンの状況に応じた本物の音を作り出していると捉て良いかと思います。

フェラーリはあくまでも「直感に訴えかける」クルマを作り続ける

なお、現在の技術では、EVであれば「どれだけでも加速を速く」できるといい、それはもうガソリン車の太刀打ちできないレベル。

そして将来的にフェラーリがエレクトリックハイパーカーをリリースしたところで、他の自動車メーカーが「SUVであってもセダンであっても」加速だけで見るとフェラーリよりも速い車を作ることができる可能性を否定できません。

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そうなるとこれからの時代は「加速」を追求することにさほど意味を見出すことができず、そこでフェラーリは296GTBにて(来るべきエレクトリック時代に備え)数値をもって他社と比較できない「ファン・トゥ・ドライブ」という指標を打ち出してきたのだと思われます(楽しさを数値として比較することは難しい)。

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ただ、他社との単純比較ができないといえど、自社内でなんらかの基準を設けていないとファン・トゥ・ドライブを実現することは難しく、よってフェラーリはこの実現のため「ハンドル操作に対する反応、ハンドル操作に対するリアアクスルの反応、ひいては扱いやすさを決定する横加速度(Gフォース)」「アクセルペダルに対する反応の速さと滑らかさを示す縦加速度」「変速時間やギアチェンジのフィーリング」「ブレーキペダルの踏み込み量と反応」「車室内の音の大きさや質感、回転数の上昇に伴うエンジン音の変化」という5つの項目を数値化して評価しているといい、今回のEVサウンドに関する特許は「車室内の音の大きさや質感、回転数の上昇に伴うエンジン音の変化」をエレクトリックハイパーカーにおいて実現するためのものだ考えていいのかもしれませんね。

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参照:Carbuzz

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