>その他の国の自動車メーカー

世界最速エレクトリックハイパーカーメーカー、リマックのエンジニア「0-100km/h加速を1秒で?ええ。可能ですよ。何ならそれ以下も可能です」

2022/08/31

リマックとブガッティがついに手を組む!新会社「ブガッティ・リマック」が誕生すると公式に発表

| どうやら理論上ではなく、本当に実現できるようだ |

むしろエレクトリックハイパフォーマンスカーは「速くなりすぎない」ようにバランスを整えることが重要に

さて、少し前から「ゼロヨンはEV出ないと勝てない」というのが常識となっていますが、それはテスラ・モデルSやモデルXが作り出した新常識でもあり、実際のところ多くのガソリン車がこれに勝てない状態です。

現時点でガソリン車最速の0-100km/h加速を誇るのは(市販車で)ブガッティ・シロンの2.5秒かと思いますが(ダッジ・チャレンジャー・デーモンは2.1秒で走るが、公道走行可能といえど極端に使用環境が制限されたドラッグレース用タイヤを使用する)、テスラ・モデルSプレッドだとこれをアッサリと超える「2.1秒」。

さらにテスラ・ロードスター(新)は0-100km/h加速1.9秒を標榜し、納車が開始されたリマック・ネヴェーラだとなんと「1.85秒」というタイムです。

【動画】リマックがネヴェーラの生産をついに開始!クロアチア初の量産車にしてハイパーカー、現時点で「納車可能な」クルマとしてはおそらく最強最速
【動画】リマックがネヴェーラの生産をついに開始!クロアチア初の量産車にしてハイパーカー、現時点で「納車可能な」クルマとしてはおそらく最強最速

| たとえリマックが「コンセプト・ワン」を発表したときですら、誰もがリマックの現在を想像できなかったはずだ | リマック創業当時、創業者は狂人扱いされたというが さて、リマックがそのエレクトリックハイ ...

続きを見る

リマックは「1秒以下」の加速も実現できると断言

ただ、今回リマックのエンジニア、マッチャ・レニック氏によれば「1.85秒でも、まだまだEVの加速において限界に達しているわけではありません」。

そこでカーメディアが「1秒以下での加速が可能かどうかをこのエンジニアに訪ねたところ、「ええ、可能ですよ。1秒以下も可能です。1秒は論理的にセシウム133原子の基底状態の2つの超微細準位間の遷移に対応する放射線の9,192,631,770周期の持続時間ですが、1秒以下で時速100キロに到達することが可能です」。

リマックのエンジニアが言うのであれば間違いないと思われますが、先般ベントレーも「0-100km/h加速を1.5秒にも(簡単に)できるが、そんな加速を実現しても気分が悪くなるだけなので、もう少し”ゆっくり”加速するように調整する」と語ったばかりですね。

リマック

ベントレー
ベントレー「2025年発売、初のEVは1,400馬力になるかも。ただ、そうなると加速が速すぎて吐き気を催すだけなので、加速レベルを調整できるようにしようと思う」

| ベントレーは自動車メーカーの中ではかなり早い段階からEV発売を目指していたが、未だそれは実現していない | ベントレーは様々なジレンマを抱えているようだ さて、ベントレーはオール電動化、そしてカー ...

続きを見る

ただしクルマはバランスが重要

そしてこのリマックのエンジニアについても、ベントレーのコメントを保証するかのように「加速だけならいくらでも速くすることはできますが、我々のクルマは加速だけを考えて作られたものではありません。ドラッグレース専用ならいざしらず、我々のクルマは公道を走るクルマです。一芸のみに秀でたクルマではなく、ユーザーに視点に立って作られ、とても使いやすくフレンドリーなクルマでもあるのです。エンジニアリングの観点からすると非常に複雑ではありますが、未来の自動車が”何ができるか”を示すものでもあるのです」と語っており、これを裏返せば、「単に加速だけを追求するならば、簡単に0-100km/h加速1秒以下を実現できる」という自身の現れなのかもしれません。

ちなみにですが、加速とは別に「最高速」がスーパーカーやハイパーカーのひとつの指標として語られることも多く、しかしこれについても「時速300キロ出せる」ということと、「時速300キロで走り続けることができる」というのは全く意味が異なるもので、300キロでドライバーがそのクルマをコントロール下において走ることができるクルマづくりもまた「非常に複雑」であることは間違いなく、ハイパフォーマンスカーとひとくちに言えど、「パフォーマンスだけ」を考えて作ったクルマではない、ということなのでしょうね。

合わせて読みたい、リマック関連投稿

リマックが最新の「46ミリバッテリーセル」を使用しバッテリーパック内の容積率を75%にまで改善することを目指すとの報道。なおテスラは64%、ポルシェは63%
リマックが最新の「46ミリバッテリーセル」を使用しバッテリーパック内の容積率を75%にまで改善することを目指すとの報道。なおテスラは64%、ポルシェは63%

| リマックも相当に進んでいるが、やはりテスラもかなり進んでいる | まだまだバッテリーは改良の余地を大きく残しているようだ さて、リマックがバッテリーパックのエネルギー密度を高めるため、より大きな直 ...

続きを見る

F1チャンプが自身に納車されたリマック・ネヴェーラで走行しレビューを公開!「どんなに攻めてもタイヤが鳴かない」「ブレーキには今まで明かされていない仕掛けがある」
F1チャンプが自身に納車されたリマック・ネヴェーラで走行しレビューを公開!「どんなに攻めてもタイヤが鳴かない」「ブレーキには今まで明かされていない仕掛けがある」

| リマック・ネヴェーラにはまだまだ驚きのデバイスが多数潜んでいそうだ | リマックは単にパワーだけでそのパフォーマンスを実現しているわけではない さて、2016年にF1ワールドチャンピオンを獲得し、 ...

続きを見る

リマック・ネヴェーラが公式にて「市販車最速ゼロヨン記録」更新!路面状態を自動学習してグリップを調整する機能があり、走るたびに速くなるようだ
【動画】リマック・ネヴェーラが公式にて「市販車最速ゼロヨン記録」更新!路面状態を自動学習してグリップを調整する機能があり、走るたびに速くなるようだ

| さらに、リマックによればもっとゼロヨンタイムは速くなるという | おそらくはこの他の記録も続々更新してゆくことになりそうだ さて、リマックが発表したばかりのピュアエレクトリックハイパーカー、「ネヴ ...

続きを見る

参照:The Drive

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Cirqua_Recommend / 1845256

->その他の国の自動車メーカー
-, , , , ,