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アマルガムが1/4サイズにて「フェラーリ・デイトナSP3」のエンジンを製品化!本物のカーボンや金属を使用し製作には325時間、価格は236万円

アマルガムが1/4サイズにて「フェラーリ・デイトナSP3」のエンジンを製品化!本物のカーボンや金属を使用し製作には325時間、価格は236万円

| 金額だけを見ると高価だが、その価格なりの価値があるのは間違いない |

どんな細部に至るまでも正確に形状や質感が再現されている

さて、英国のミニチュアカーメーカー、アマルガムはこれまでにも様々な(非常に)成功なモデルカー(ミニカー)を制作していますが、今回発表したのはフェラーリの限定ハイパーカー、デイトナSP3に搭載されるV12エンジンのミニチュアモデル。

アマルガムはこれまでにもブガッティのW16エンジン含むパワートレーンをモデル化したことでも知られ、今回の製品は6.5リッターV12エンジンに7速デュアルクラッチ式ギアボックスを組み合わせたものであり、1/4というビッグスケールとなっています。

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アマルガム製フェラーリV12エンジンの全長は43センチ

このアマルガム製「フェラーリ・デイトナSP3のパワートレイン」は(エンジン先端からギアボックスの端まで)全長43センチにも及んでおり、もちろんフェラーリから提供されたCAD情報を元につくりあげた精巧なディティールを持っています。

amalgam-ferrari-daytona-sp3-engine

製品化の前には3,500時間をかけてプロトタイプが製作され、これに対するフェラーリの承認を得てようやく製品化がなされたそうですが、この製品版であってもパーツの製造から最終組み立てまでに325時間がかかる、とのこと。

https://www.flickr.com/photos/110074903@N02/52706434268/in/dateposted-public/

数千ものパーツにて構成され、その多くは精度とリアルさを追求したためにCNC加工によって再現され、たとえばスロットルのバタフライにはネジを再現するといったこだわりも。

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(本物の)カーボンファイバーに加えて、金属やゴムといった素材も積極的に用いられていて、フェラーリのトレードマークであるカムカバーにはレッドのコーティングが施工済み。

スパークプラグのコイルはそぞれ正確な向きをもって装着され、V12エンジンから伸びるエキゾーストマニホールドの質感は実物かと見まごうほど。

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残念ながら、本物のエンジンのように火を噴くことは叶いませんが、このモデルも実車のフェラーリ・デイトナSP3と同様に希少な存在となるはずで、というのもアマルガムは、この1/4スケールのレプリカを(デイトナSP3と同じ)599台のみしか製造しないから。

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ちなみに価格は一般人にとっては非常に高価な15,250ドル(現在の為替レートにて約205万円)ではあるものの、しかしこれはデイトナSP3の1%にも満たない金額なので、デイトナSP3のオーナーの多くはこれを迷わず注文するかもしれませんね。※日本のアマルガムのサイトを見るに、国内価格は2,376,000円に設定されている

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アマルガム創業者、そしてブランドディレクターのサンディ・コープマン氏によれば、「フェラーリ・デイトナSP3 エンジン&ギアボックスは、私たちが2023年に発売する最もエキサイティングな新モデルのひとつです、フェラーリの自然吸気パワーユニットの最後となる可能性もあり、フェラーリのデザイン・エンジニアリングチームと共に、この現代自動車の歴史の一部を捉え、1/4スケールでお届けできることを嬉しく思います」とコメントしています。※”フェラーリの自然吸気パワーユニットの最後となる可能性”という意外な発言が出ており、となると812スーパーファスト後継モデルに積まれるV12エンジンはハイブリッド化されるのかも

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アマルガムはフェラーリF1-75のスケールレプリカも発売開始

このフェラーリ・デイトナSP3に積まれるV12エンジンのレプリカに加え、アマルガムは(フェラーリが2022年シーズンを戦ったF1マシンである)F1-75のスケールモデルも発売。

ferrari-f1-75-scale-replica-by-amalgam

昨年のガルフ・エア・バーレーンGPでシャルル・ルクレールとカルロス・サインツが駆ったF1-75と同じ仕様となっており、スケールは「1:5」とこれまたビッグです。

https://www.flickr.com/photos/110074903@N02/52705418577/in/dateposted-public/

もちろんデイトナSP3のエンジンと同様、アマルガムはスクーデリア・フェラーリからの提供を受けたオリジナルCADデザインを使用してこのモデルを作成していますが、試作段階はさらに長く、すべてを調整するのに4,500時間、製品(市販バージョン)の作成には450時間を要する、とのこと。

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この気が遠くなるような時間を経て完成した1/5スケールのF1-75は、今すぐに走行できるんんじゃないかと思えるほどの完成度そして躍動感を持っており、その外板もフェラーリから開示されたペイントコードによって塗装済み。

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このアマルガム製1/5サイズのF1-75の全長はなんと1.5メートルもあるといい、ほとんどの人の住宅事情では保管場所に困るかもしれません。

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気になる価格は30,575ドル(約412万円)というもので、しかし50台のみの限定販売となっているためにすぐに売り切れる可能性もありそうですね(現在予約受付中)。

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参照:Amalgam

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