| メッシュやテールパイプの内側に至るまで再現するその技術にはただただ感服 |
車体そのものはフェラーリから提供された3D CADデータを使用
さて、その見事なまでの再現っぷりで知られるイギリスのモデルカーメーカー「アマルガム」。
これまでにも数々のフェラーリを製品化してきましたが、今回はその最新作として296GTBをリリースすることに。
スケールは1/8、もちろんフェラーリのデザインスタジオであるチェントロ・スティーレの正式な承認を受けたもので、ハンドメイドによる精巧な作りをもっています。
ちなみにフェラーリはアマルガムとの提携にて、「顧客が自分のフェラーリと同じ仕様のモデルカーをオーダーできる」サービスを展開しており、その価格は最低でも150万円くらいだと推測されています。
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写真だけ見るととてもミニカーには見えない
このアマルガム製モデルカーはフェラーリから提供を受けた3D CADデータを元に製作しているといい、そのボディカラーもフェラーリのペイントコードによって忠実に再現。
制作にかかる時間は1台あたり300時間だとされていますが、開発にかかったのはなんと「3,000時間」。
そして画像を見てわかるとおり、「写真だと実物と見まごうほど」。
ちなみにアマルガムはもともとダイソンなど工業製品の試作品のパーツを製作していた会社で、そのために「精密なパーツを作るのはお手のもの(でないと試作品の意味をなさない)。
ブレーキディスクやブレーキキャリパー、ホイールボルトまで「実車同様」。
フロントフェンダーの七宝焼エンブレムとフロントフェンダーとの「段差」までもが再現されるという芸の細かさ。
サイドステップにはカーボンファイバー風テクスチャが再現されています。
ドアは開閉式ですが、リアフードが開いた写真はなく、こちらは開閉できないのかも。
なお、この296GTBは(アセットフィオラノ・パッケージ装着ではなく)標準仕様なので、リアフードはスモークがかった色調となっています。※アセットフィオラノ・パッケージを装着すると、ここがガラスからレクサン樹脂になり、透明になる
アマルガム製フェラーリ296GTBはインテリアの仕上げも完璧
そしてドアを開くと見えるキックプレートも質感、そのディティールともに完璧な仕上がり。
ドアインナーグリップ、ステアリングホイールのスポークやエンブレムは「塗り分けただけ」ではなく実際に段差や素材の違いが表現され、ステアリングホイールだとセンターのエンブレムが透明感のあるクリア仕上げに。
シートサイドや内装パネルのステッチも再現され、ヘッドレストには跳ね馬も(実際は刺繍にて再現されるが、モデルカーではエンボスっぽい仕上げ)。
なお、このフェラーリ296GTBの価格は12,062ユーロ(日本円で約160万円)ですが、これだけの仕上がりを見るに、この価格にも「納得」ですね。
ちなみに「もうちょっと安価な」1/12サイズも開発中、とのこと。
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