フェラーリがプロサングエの受注をこっそり再開、そして2023年第一四半期には昨年比＋10％の3,567台を出荷したと発表。今年も大きな成長が期待できそうだ

｜　フェラーリほど「すべてが計画通り」に進む自動車メーカーも珍しい　｜

そしてこれほど「購入が困難な」自動車メーカーも他にないだろう

さて、フェラーリ・プロサングエの受注は「2024年まで埋まっている」と言われていましたが、フェラーリが株主向けに公開した2023年第一四半期の業績報告資料によれば「プロサングエの受注を再開し、2025年までの受注枠が埋まった」とのこと。

ちなみにこのプロサングエにつき、発表後の「あまりに強い需要によって」2年分の生産枠がすぐに埋まってしまい、そのため正式に受注を開始したのち、わずか1ヶ月で「オーダーブックが締め切られて」しまっていたわけですね。

フェラーリの2023年第一四半期の出荷台数は10％増し

さらに今回の報告書によれば、2023年第一四半期の出荷台数は2022年同時期に比較して9.7％多い3,567台であったといい、このままでゆくと2023年は（2022年の）13,221台を大きく超える販売台数を記録し、これまでにない数字を達成することになりそうです。

なお、フェラーリはこっそりと様々なモデルの受注を停止しており、ローマやポルトフィーノMの受注はすでに締め切られていて、現在注文できるのは296GTBと296GTS、プロサングエにローマ・スパイダーのみだと思われます。

ここに加わるのが812スーパーファスト後継モデルということになりそうですが、それよりも前に発表されるであろうSF90ストラダーレ / SF90スパイダーのハードコアモデル「SF90LM」と呼ばれるモデルは当然完売済みなので受注不可。

2023年にはまだ数モデルの発表が予想される

なお、フェラーリは2025年までにあと13モデルの発表を残しており、おそらく2023年には上述のSF90LM（クーペ、アペルタ）、そして812スーパーファスト後継の発表があるとして、追加で1ー2モデルが登場する可能性も。

そしてその後だと812GTS後継、ローマ後継、新型エレクトリックハイパーカー、ガソリンエンジン搭載ハイパーカー、296GTB / 296GTSのハードコアモデル、296GTB後継、296GTS後継、ICONAシリーズ第四弾あたりが予想でき、これらが揃うと「おおよそ13モデルの枠が埋まり」ますが、もちろん実際にどうなるのかはフェラーリの公式発表を待つしかない、といったところですね。

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