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KTM X-Bowベースにてランチア・ストラトスのオマージュモデルが製作中!製造するのは「キスカ」、とんでもなくハードコアなクルマとなりそうだ

2022/08/19

| キスカのデザイナーはこれまでにも様々なコーチビルド / レストモッドに携わっている |

現時点ではその情報は限られており、しかし限定台数にて実際に発売されそうだ

(バイクが絶好調な)KTMは4輪オープンスポーツ「X-Bow」を発売していますが、現在そのハードコアバージョン「X-Bow GT-XR」を準備中だと言われます。

そしてこのX-Bow GT-XRの開発に深く関わっているのが「キスカ(Kiska)社」であり、そのキスカからはX-Bow GT-XRの独自バージョンがリリースされるもよう。

これはキスカにてデザイン部門を率いているアラン・デロジェ氏が自身のインスタグラムにて公開したもので、その姿は「ランチア・ストラトス・ストラダーレ」にインスパイアされたものであることがわかります。

アラン・デロジェはこれまでにも数々のプロジェクトに参画

なお、このアラン・デロジェ氏はマーク・フィリップ・ゲンバラ「マーシャン」、そしてレジェンデ・オトモビルR5ターボT3のデザインを手掛けた人物だといい、つまりはアイコニックなクルマの再解釈はお手の物だと考えられます。

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今回インスタグラムに投稿された画像を見ると、このランチア・ストラトス「オマージュ」はフルカーボンボディを持つことがわかるものの、そのルックスは「完全に」ランチア・ストラトスを模倣したものではなく、かなりな独自性が反映されていることも見て取れます。

ちなみにですが、上から見るとかなり「ランチア・ストラトス」的ではあるものの、人の視線から見るとけっこうな独特ルックス。

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おそらく基本骨格やエンジンなどパワートレインはKTM X-Bow GTXと同一だと見られており、カーボンファイバー製モノコックフレーム、プッシュロッド式サスペンション、そしてABTがチューニングしたアウディRS3ベースの2.5リッターエンジンを備えることとなりそうです。

画像を見る限りではドアはなく、車両への乗降はキャノピーを開いたのち、ボディサイドをまたいで行うようですね。

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リアもかなり独特なデザインを持っていますが、ロールバーのような形状を持つCピラー、リアウインドウ位置にあるルーバー、ダックテール形状を持つテールエンドなど、ランチア・ストラトスが持つデザイン的要件を満たしています。

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JUN
JUN
テールパイプがとんでもない形をしているようだ!

ランチア・ストラトスはいつだって大人気

なお、ランチア・ストラトスはベルトーネ(マルチェロ・ガンディーニ)の最高傑作のひとつだと言ってよく、しかし生産設備が火事になったために生産が意図せず終了してしまい、現代に至るまで復刻がなされず、後継モデルも登場しないまま。

しかしながら復活を望む声も多く、数々のレンダリングアーティストが独自解釈のランチア・ストラトスの現代版をCGにて再現しているほか、マニファットゥーラ・アウトモビリ・トリノ(MAT)がフェラーリ430スクーデリアをベースとしたニュー・ストラトスを限定生産したことも。

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ちなみにランチアの親元であるステランティスは、ランチア含む傘下のブランドに対し「時間とお金を与える」としており、これをもって現在ランチアは「デルタ」復活に向けて動いているところですが、デルタが復活し成功を成し遂げた暁には「ストラトス」の復活もぜひとも望みたいところです。

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参照:alan_derosier(Instagram)

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