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ランボルギーニが50周年を迎える「エスパーダ」「イスレロ」20台でツアー敢行。過去モデルの生産台数を見てみよう

2018/09/23

| 20台のクラシックランボルギーニが一堂に |

ランボルギーニがエスパーダ、イスレロといったクラシックモデルのオーナーを集め、ペルージャを起点に20大規模のツーリングを開催。
これはイスレロ、エスパーダの50周年(1968年登場)を祝うイベントの一環で、アンブリア、タスカニーを抜けてランボルギーニの存在するエミリア・ロマーニャ地方へ到着する、という内容です。

ランボルギーニはもともと「GTカー」メーカーだった

エスパーダは「4人乗り」、そしてイスレロは「2+2」というランボルギーニにしては珍しいレイアウトを持っています。

エスパーダはカウンタックと同じV12エンジンを持ち、デザインはベルトーネ。
その一年前に発表されたコンセプトカー「マルツァル」を下敷きにしたデザインがなされた市販車ですね(マルツァルがあまりに未来的だったので、市販にあたってトーンダウンしたデザインに)。

エスパーダは1978年まで生産され、累計で1226台が世に送り出された、ランボルギーニとしては「ヒット」と言えるモデルでもあります。

現在でこそランボルギーニは「スーパーカーメーカー」として知られるものの、そのルーツは「GTカー」にあり、その歴史を見ると、4人乗りや2+2も多数見られるのも他のスーパーカーメーカーにない特徴。

ただしランボルギーニのイメージを決定づけたのは「ミウラ(1966)」「カウンタック(1976)」で、その後はやはりスーパースポーツへと重きを置いた車種構成へと変化していますね。

一方のイスレロは1968-1970年と生産期間は短く、そのため生産も225台のみ、とかなりなレアカー。
やはりV12エンジンを搭載しますが、デザインはカロッツェリア・マラッツィで、ランボルギーニとしては「かなり珍しい」類の車です。

現代のランボルギーニからは想像できないデザインやレイアウト、コンセプトを持つものの、これらもまた素晴らしい車であることには変わりはなく、ランボルギーニの歴史を構成するクルマたちなのは間違いのないところ。

なお、「エスパーダ」はスペイン語で「剣」を刺し、2008年にはエスパーダを新しく解釈した「エストーケ(これもやはり剣という意味)」がコンセプトカーとして登場。
これは4人乗りのGTカーであり、こういったコンセプトカーを発表しても違和感がないのはやはり「過去の存在があるから」だとぼくは考えています。

「ウルス」にしても同様で、LM002という元祖スーパーオフローダーを持つランボルギーニだからこそイメージ的な整合性も取れ、ここはモータースポーツをバックボーンとする他のスーパースポーツカーメーカーとは根本的に異なる部分だと言えますね。

ランボルギーニ各モデルの生産台数はこうなっている

なお、ランボルギーニ各モデルの生産台数はこんな感じ(発表順)。

350GT(1964-1966) 131台
400GT(1966-968) 247台
ミウラ(1966-1973) 765台
イスレロ(1968-1969) 225台
ハラマ(1970-1976) 328台
エスパーダ(1968-1978) 1,217台
ウラッコ(1973-1979) 607台
シルエット(1976-1979) 54台
カウンタック 2,000台
ジャルパ(1981-1989) 179台
LM002(1986-1993) 301台
ディアブロ(1990-2000) 3,282台
ムルシエラゴ(2001-2010) 4,099台
レヴェントン(2007-2009) クーペ20台、ロードスター20台※限定
ガヤルド(2004-2014) 14,022
ヴェネーノ(2013-2014) クーペ3台、ロードスター9台※限定
チェンテナリオ(2017) クーペ20台、ロードスター20台※限定
アヴェンタドール(2011-)8000台に到達
ウラカン(2013-)11000台に到達
ウルス(2018-)

VIA:Lamborghini

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