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ヒュンダイへと移籍後に辞任した元ランボルギーニのデザイナー。ヒュンダイがその功績を高く評価し破格の条件にて呼び戻すことに

2020/11/05

| ルク・ドンカーヴォルケ氏は現在のヒュンダイ、ジェネシスの”顔”を作った人物であるのは間違いない |

さて、少し前にヒュンダイのデザイン部門責任者を(2020年4月に)電撃辞任したルク・ドンカーヴォルケ氏。

ヒュンダイ内部での昇進直後に辞任しており、しかしその理由は「個人的なもの」とだけ語られています。

そしてそのルク・ドンカーヴォルケ氏ですが、辞任から半年しかたたないうちにヒュンダイへ復帰するとアナウンスされて業界を驚かせることに。

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ルク ドンカーヴォルケ氏はこういった経歴を持っている

ルク・ドンカーヴォルケ氏は1992年にフォルクスワーゲングループに加入し、その後1994年から1996年はシュコダ(オクタヴィアとファビアをデザイン)、そして1996年から1998年まではアウディ(A2とA4アバントをデザイン)、1998年にはランボルギーニのデザインチーフを経験。

ランボルギーニでは「ディアブロVT」「ムルシエラゴ」「ガヤルド」、その後2012年にベントレーに異動してフライングスパーほかEXP10 スピード6などコンセプトカーのデザインを手がけたのち、2016年4月に突如ベントレーを辞任し、翌日に「ヒュンダイ入り」が発表されています。

そして今回、同氏はヒュンダイにて上級副社長の座に就き、ドイツにあるヒュンダイモーター・ヨーロッパ・テクニカルセンターにて勤務することになると紹介されていますが、同時にヒュンダイグループのCCOそしてコミュニケーションデザインのトップに就任する、とのこと。

この役職は以前よりも「上」なので、同氏が辞してからの半年間、ヒュンダイはなんとか同氏を呼びもどそうとし、条件をどんどん引き上げていったのは間違いなさそうで、つまりそれだけ同氏の功績は大きかったと判断して良さそう。

なお、ヒュンダイにおいてはジェネシスG80、G90、GV80、エッセンティアコンセプト、ヒュンダイ・ツーソン、プロフェシーコンセプト等にかかわり、実際に現在のヒュンダイやジェネシスの「顔」を作った人であるのは間違いありません。

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ヒュンダイ・キアは著名デザイナーを多数獲得

なお、ヒュンダイは他社との競争に勝つには「デザインが重要」と捉えており、とくに欧州のデザインを強く意識。

そこで欧州の自動車メーカーから著名デザイナーを多数引き抜くこととなっていますが、ベントレー、ブガッティ、BMWなど多数のメーカーがその対象に。

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反面、日本の自動車メーカー、そして日本のデザイナーが引き抜きの対象となっていないのは謎な部分でもありますね(日本が嫌いなのか、日本車のデザインにそもそも魅力を感じていないのかは謎)。

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なお、フォルクスワーゲンはランボルギーニ、ブガッティ、ポルシェ等を抱える巨大グループではあるものの、デザイナーの流出が非常に多く、ヒュンダイへと流れた他にロールスロイス、アストンマーティンへとデザイナーが移籍したことも。

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