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超レア!あの「ヴェルサーチェ」とのコラボによるランボルギーニ・ムルシエラゴLP640-4が中古市場に登場!!オプション満載、メデゥーサもついて7700万円

2021/03/10

あの「ヴェルサーチェ」とのコラボによるランボルギーニ・ムルシエラゴLP640-4

| おそらくは「もっとも希少な仕様を持つ」ランボルギーニ・ムルシエラゴLP640-4ヴェルサーチ |

さて、相当に珍しい、「ランボルギーニとヴェルサーチェとのコラボレーション」によって誕生したムルシエラゴが中古市場に登場。

これはわずか20台のみが製造された限定シリーズで、今回販売されているのは12台のみが製造された左ハンドルのうちの一台です。

このランボルギーニ・ムルシエラゴLP640-4ヴェルサーチについて、2006年にクーペ、2008年にはロードスターが発売されていますが、とにかく中古市場に出てくるのが稀なクルマとしても有名ですね。

価格については703,000ドル(7700万円くらい)というプライスタグが掲げられているものの、これは相場(2000万円弱)に比較するとかなり高い設定です。

ランボルギーニ・ムルシエラゴLP640-4ヴェルサーチはこんな仕様を持っている

ヴェルサーチはバブルの頃に大流行したファッションブランドで、当時、日本では「ヴェルサーチ」と表記されていたものの、現在は公式に「ヴェルサーチェ」に改められています。

一時期日本での展開を縮小していたものの、2018年に経営体制を一新し、しかしかつてと変わらぬ安定のデザインにて勢力を再び拡大中。

Lamborghini-Murcielago-Versace (9)

そんなヴェルサーチェですが、ラーメンどんぶり模様(本当はギリシャ由来のグレカ模様という)とメデゥーサの顔が大きな特徴で、このランボルギーニ・ムルシエラゴLP640-4ヴェルサーチにおいてはフロント(ナンバープレートで隠れている部分)とドアにグレカ模様、そしてリアフェンダーにメドゥーサが再現。

このメデゥーサについては「入っていない」個体のほうが多く、よって当時はオプション扱いだったのかもしれません(もしくは後に自分でカスタムしたか)。

Lamborghini-Murcielago-Versace (7)

ボディカラーはビアンコ・イシスとネロ・アルデバランの二色のみの設定ですが、ヴェルサーチェというと「ブラックとゴールド」、ランボルギーニのコーポレートカラーもまたブラックとゴールドであるのに対し、かなりシックなデザインを持つことが特徴です(派手な黒金仕様であれば、もっと人気が出たかもしれない)。

なお、この個体はアイラインが入るなど、いくつかのカスタムが施されているようですね。

DSC_6209

リアに目を移すと、ガーニッシュには「VERSACE」の文字。

今までに見たムルシエラゴLP640-4ヴェルサーチのこの部分には、通常モデル同様に「lamborghini」エンブレムが装着されているので、この仕様もオプションもしくはアフターパーツなのかもしれません。

さらにはサイドステップやリアディフューザーにエクステンション、リアウイングといった装備も見られ、これらについても「純正オプションなのか、アフター品なのかは不明」。※カーボンファイバー・エアロダイナミック・パッケージ装着とされているが、どこまでがこれに該当するのか不明

Lamborghini-Murcielago-Versace (2)

ただし、このムルシエラゴLP640-4ヴェルサーチは「パーソナリゼーションの見本」として企画されたと言われるので、これらの特別仕様についても「こういったことができる」というサンプルとして、ランボルギーニがその可能性を示したのかもしれませんね。

ちなみにエキゾーストシステムは社外品です(BFパフォーマンス製、出力は680馬力へ向上)。

一方、このホイールは純正オプション「レヴェントン・ホイール・パッケージ」なのだそう。

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ランボルギーニ・ムルシエラゴLP640-4ヴェルサーチのインテリアはこうなっている

そしてこちらはランボルギーニ・ムルシエラゴLP640-4ヴェルサーチのインテリア。

エクステリア同様にブラックとホワイトに彩られますが、シートがホワイト一色であったり、左右のシートが(白黒で)色違いであったりといった仕様も見たことがあるので、けっこう自由にオーダーできたのかも。

なお、センターコンソールにもグレカ模様が入ります。

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ドアインナーパネルにはジャンニ・ヴェルサーチのロゴを型押したレザータグ。

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リアバルクヘッドにもGIANNI VERSACEの刻印が入るプレート。

これによると、この個体は8番目に製造されたようですね。

なお、刻印の甘さ、そしてプレートがちょっと曲がっているところが「当時のイタリア風」。

当時のイタリア製のアパレルというと、(同じブランドの同じデザインなのに)MよりデカいSサイズがあったり、パーツのサイズがちょっとづつ違ったりして、よって購入する際にはサイズ違いや、同じサイズでも比較する必要があったことを思い出します。

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ただ、イタリアの服は、なんとなく(縫製が)ずれているように見えても実際に着ると体にフィットし美しく見えるのに対し、日本の服は「きっちり寸分の狂いもなく」縫われているのに、着てみると今ひとつフィットしないということも。

このあたり「イタリア車と日本車との差」に置き換えることができるのかもしれません。

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欧州では自動車とファッションブランドとのコラボレーションが少なくない

なお、欧州においてはアパレルブランドや宝飾品ブランドとのコラボレーションを行う自動車メーカーが少なくはなく、フィアットだとグッチ、ディーゼル、ブルガリ等とのコラボ実績があり、マセラティだとエルメネジルド・ゼニア、ブガッティだとエルメス、インフィニティ/BMWとルイ・ヴィトンといった実績も(シトロエンも様々なファッションブランドとコラボレーションを行っている)。

一方、日本だとあまりファッションブランドとのコラボレーションを行う例は多くないと認識しており、このあたりはクルマの「捉え方」の差なのかもしれませんね。

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参照:Bob Forstner

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