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ランボルギーニ「ウルスS」発表!出力666馬力、ウルス・ペルフォルマンテと比較して快適仕様のオールラウンダー、本国価格は2751万円

2022/09/29

ランボルギーニ「ウルスS」発表!出力666馬力、ウルス・ペルフォルマンテと比較して快適仕様のオールラウンダー、本国価格は2751万円

| 標準での選択肢に加えてオプションも拡大し、選ぶ楽しみが増えたと言えそうだ |

アヴェンタドール後継、ウラカン後継モデルが登場するまではしっかりランボルギーニの屋台骨を支えてくれそう

ランボルギーニが「今年発表するウルスのバリエーション、2つのうちの二番目」として予告していたニューモデル”ウルスS”をリリース。

これはウルスのフェイスリフト(マイナーチェンジ)版というポジションであり、先ごろ発表されたウルス・ペルフォルマンテとともにライバルたちと戦うこととなります。

なお、驚くべきは出力がウルス・ペルフォルマンテと同じ「666馬力」へと増強されたこと。

じゃあウルス・ペルフォルマンテとの差はどこにあるのかということになりますが、それは加速と最高速にあらわれ、ウルスSでは0−100キロ加速が3.5秒(ウルス・ペルフォルマンテでは3.3秒)、ウルスSの最高速は305km/h(同306km/h)といった感じです。

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新型ランボルギーニ・ウルス・ペルフォルマンテ発表!出力666馬力(悪魔の数字)、アクラポビッチ標準装備、47kg軽量化、「スーパースポーツドライバーのためのSUV」
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新型ランボルギーニ・ウルスSはこんなクルマ

ここでウルスSの特徴について見てゆきたいと思いますが、名称がウルス「EVO」ではなく「S」となったことについて、「EVO」は前ランボルギーニCEOであるステファノ・ドメニカリCEOが用いた名称なので、現ステファン・ヴィンケルマンCEOはそれを避けたかったこと、その前に自身がランボルギーニCEOに就いていた際に発売した「アヴェンタドールS」の「S」復活させたということだと認識しています(アヴェンタドールSはアヴェンタドールのフェイスリフト版)※”ペルフォルマンテ”も現ステファン・ヴィンケルマンCEOが以前ランボルギーニCEOを務めていた頃に用いていた名称でもある

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新型ランボルギーニ・ウルスSはに搭載されるエンジンはもちろん4リッターV8、そして最高出力は上述の通り666馬力。

ランボルギーニはその特徴として「6つのドライブモードとEGOモードにより、あらゆる環境で最も多彩で快適かつスポーティなスーパーSUVを体験できる」としており、性格としてはウルスSはのほうが快適寄り、そしてウルス・ペルフォルマンテのほうがハードコア、ということになりそうです。

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加えてランボルギーニは「ウルスSは、最もスポーティなSUV、そして毎日乗ることができるランボルギーニ」という要素をバランスさせたクルマであり、20,000台以上を販売したウルスの魅力をさらに高めるものだと述べています。

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パワーウエイトレシオはわずか3.3に改善され(ウルス・ペルフォルマンテは軽量なので3.2)、ウルスSに積まれる4リッターV8ツインターボエンジンは2,300回転にて最大トルク(850Nm)を発生させるという扱いやすさを持ち、一方で許容回転数は6,000rpm。

ストッピングパワーにも抜かりはなく、100km/hから0km/hまでに要する距離はわずか33.7メートル。

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エキゾーストシステムは「再チューン」されより魅力的なサウンドを発するようになったそうですが、ウルス・ペルフォルマンテではアクラポヴィッチ製エキゾーストシステムが標準装備となるので、ここも相違点ということになりますね。

そしてウルスSではアダプティブ・エア・サスペンションを備えますが、これも「2センチダウンとなるスチール製スプリング」を採用するウルス・ペルフォルマンテと異なるところで、乗り味がかなり「快適」方向へ振られているのかもしれません。

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ただしSTRADA、SPORT、CORSA、EGOの各ドライブモードにおいてはスーパースポーツを運転するという楽しさを確保しつつ、オンロードでのスムーズなハンドリングを実現していると紹介されているので、SPORT、CORSAにおいてはかなり引き締まった足回りとなるのは間違いなさそう。

一方でオフロード走行性能も強化され、TERRA、NEVE、SABBIAといったモードではウルス・ペルフォルマンテと同じパワートレインのキャリブレーションが与えられることにより、必要なときに最適な応答性と性能を発揮する、とのこと。

ランボルギーニ・ウルスSはこんなデザインを持っている

ウルスSはのデザインは「スポーティかつラグジュアリー」をテーマに再構築され、フロントバンパーでは開口部が大きくなり、マットブラック塗装のステンレス製スキッドプレートが標準装備されることで精悍な印象に。

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ボンネットはカーボンファイバー製となり、標準だとマットブラックのエアベントが付きますが、オプションでグロスブラック、ボディカラー同色、光沢またはマット仕上げのカーボンファイバーを選択できる、とのこと。

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ウルスSでは、ボディカラー、トリム、ホイール、スタイルパッケージ、スペシャルディテールといったオプションを大幅に増やし、「控えめなスタイル」から「最高のスポーティさ」まで様々な印象を演出できるとしていますが、「カーボンファイバールーフ」もオプションにて選択できるようですね(面積が広いのでかなり高そうだ)。

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もちろんリアバンパーも変更され、アンダー部分にはマットブラック塗装が施され、ブラッシュドスチール仕上げを持つ新しいツインパイプエキゾーストが顔をのぞかせます(オプションでマットまたはシャイニーブラック、ブライトクロムなどが選べるようだ)。

ホイールは標準で21インチ、オプションではチタンマットとダイヤモンドポリッシュ仕上げとなる22インチNathホイール、ブロンズとダイヤモンドポリッシュ仕上げの23インチTaigeteホイールといった選択も。

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なお、ランボルギーニは「ウラカン・テクニカ」においても大幅にオプションを増加させていますが、ウルスSにおいても同じ手法を採用したのだと思われ、様々なオプションを装着し、アドペルソナムを駆使することで「自分だけの仕様を持つ」個性的なウルスを作ることができそうですね。

新型ランボルギーニ・ウルスSのインテリアはこうなっている

そしてこちらは新型ランボルギーニ・ウルスSのインテリア。

エクステリアに比較すると変更の範囲は小幅に収まるようにも思いますが、やはりオプションが拡大されており、「カラーとトリムが全面的に変更されて」います。

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新しいフィニッシュとしてバイカラーの「スポルティーボ」とバイカラーの「ソフィスティケイテッド」が採用され、これにはウルス・ペルフォルマンテと同じハニカム状のステッチパターンが採用されることに。

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バイカラー・スポルティーボだと補色をより控えめかつスタイリッシュに使用し、ソフィスティケイテッド・ブラックレザートリムには新しいコントラストカラーのオプションが加わり、タン、クリーム、ブラウンに加え、新しくブルーレアンドロとベルデオーラが加わっている、と紹介されています。

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コネクティビティに関しては、コネクテッド・ナビゲーション、セキュリティ機能、車載制御サービスが含まれ、ランボルギーニオーナー専用の「ウニカ」アプリによるリモートパークが利用できるほか、バーチャルカーキー機能などスマートウォッチによるコントロールも強化されているようですね。

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ウルス・ペルフォルマンテの価格は欧州では195,538ユーロ(日本円で約2751万円)に設定されていますが、国内価格については今の時点で発表がなく、国内発売時の発表を待ちたいところです(ちょっと前までは世界中の価格が同時に発表されていたが、最近はあまり価格を公示しなくなった)。

参照:Lamborghini

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