| ウラカン後継モデルはV8ともV6エンジン搭載とも言われるが、いずれの場合もハイブリッド化されることが決定している |
そしてこの60周年限定ウラカンもすでに完売している可能性が非常に高い
さて、ランボルギーニがミラノ・デザインウィークにて、「デザイン、カラー、パーソナライゼーション、アート」をテーマにした展示を行い、その会場にて(先日発表された)ウラカンの60周年記念限定シリーズ3台を展示した、と発表。
このトリプル限定シリーズは「ウラカンSTO」「ウラカンEVO スパイダー」「ウラカン・テクニカ」にて構成され、ミラノ・デザインウィークでは、これらとともに(ランボルギーニのパーソナリゼーション部門である)アドペルソナムの内外装サンプルの展示、インテリアの仕様や新色を生み出すプロセスも紹介された、とのこと。
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ランボルギーニ・ウラカンに「3モデル2種」各60台の限定モデルが登場!デザインイメージは「アスレチックスポーツウェアやチームカラー」、同社の60周年記念
| この60周年記念モデルの他に「ウラカン最終記念限定モデル」の登場も囁かれているが | おそらくは現行世代でV10エンジンのライフが尽きるものと思われ、やはり記念限定モデルを出してほしい さて、ラン ...
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ランボルギーニCEOはかく語る
今回の展示に際し、ランボルギーニにてCEOを務めるステファン・ヴィンケルマン氏は「スーパースポーツカーは、パフォーマンスとデザインの2つが重要であり、ミラノデザインウィークは、後者を紹介するための理想的な舞台です。レブエルトは、サンタアガタ・ボロニェーゼ(ランボルギーニ本社)が誇るV12エンジン搭載車の伝統に新たに加わったもので、過去のV12モデル多くは自動車史のアイコンとなっています。その新しいV12モデルとともに、ウラカンのスペシャルエディションは、私たちのブランドの60周年を祝うだけでなく、私たちのお客様に、(完売済みとなった)V10エンジンを搭載したランボルギーニを購入する最後のチャンスを提供するものです」。※ウラカンシリーズはすべて完売したというウワサが出ていたが、公式に「完売」がアナウンスされたのは今回がじはじめてかもしれない
会場となったのは、1932年に製材所として建てられたミラノの建物で、ここは2000年以来「建物自体がアート」だとみなされており、世界的に有名な建築家やデザイナーによる前衛的でコンセプチュアル、そして前例のないプロジェクトがインターナショナルプレミアと共に発表されてきた場所なのだそう。
ランボルギーニの展示は2つのエリアに分かれ、屋内スペースではワールドプレミアがなされたばかりの新型V12スーパーカー「レブエルト」、そしてその両脇にはアドペルソナムのサンプル展示、さらにランボルギーニのチーフデザイナーであるミッチャ・ボルカート氏によるレブエルトのスケッチ、(アーティストである)パオロ・トローロ氏の最新作「The Minotaur Genesis」。
屋外エリアだと60周年記念を祝う内容が中心となり、これらウラカンの限定モデルに加えてパネル展示がなされることに。
なお、ウラカンの「トリプル限定モデル」は3車種2種類、計6バリエーションにて展開され、それぞれに60台が用意されるていますが、現時点でまだ「購入できるかどうか」は不明です。
これらの特別シリーズの独自性をさらに強調するため、各車両には「1 of 60」という文字が記されたカーボンファイバープレートが装着され、ドアには「60th」のロゴが描かれ、さらにシートにも「60」ロゴが刺繍されています。
ランボルギーニ・ウラカン「60周年記念限定モデル」はこんな仕様を持っている
そこで各「60周年記念限定ウラカン」を見てみたいと思いますが、こちらはウラカンSTO。
サーキット特化型モデルという位置づけとなり、展示された個体のボディカラーはブルーアイゲウス、そこへブルーアストレウスがあしらわれるというゴースト仕様。
さらにブルーミラ仕上げのカーボンファイバー製エレメントが組み合わせられ、まさに全身ブルーといった感じですね。
装着されるホイールはマットブラック(20インチ鍛造)。
インテリアは、ネロ・コスムス(ブラック)とグリジオ・オクタンス(グレー)のアルカンタラで、これにネロ・アデ(ブラック)のディテール、ブルー・アモンのコントラストステッチが入ります。
この会場には展示されなかったものの、2つ目のカラーリングは、グリジオ・テレスト(グレー)とネロ・ノクティス(ブラック)のボディワークと、さらにクスポーズドカーボンファイバーを組み合わせ、インテリアはネロ・コスムスとグリジオ・オクタンスのアルカンターラ、そしてロッソ・アララ(レッド)のレザーとステッチがあしらわれています。
そして次はウラカン・テクニカ。
ランボルギーニいわく、「V10モデルの中で最も汎用性の高いモデル」であり、普段使いからサーキットに至るまで高いパフォーマンスを発揮する”ライフスタイルとパフォーマンスの架け橋”となるスーパーカー。
今回のアニバーサリーエディションは、モータースポーツからインスピレーションを得ており、展示車はビアンコ・アソポ(白)のボディワークにヴェルデ・バイパー(緑)のラインが入るという仕様。※ネロ・アデ・アルカンタラのインテリアにもグリーンが使用される
なお、ボディサイドのブラックとホワイトとの境界線、リアディフューザー、リアウイング裏面などにもグリーンがあしらわれ、かなり特別な仕上げを持っています。
もうひとつのバリエーション番目のバージョンは、グリジオ・テレスト(グレー)にネロ・ノクティス(ブラック)とロッソ・マーズ(レッド)のディテールをが与えられたもので、インテリアはネロ・アデ・アルカンタラ(ブラック)とロッソ・アララ(レッド)のディテールを持っています。
いずれのバージョンでもホイールは20インチのダミソ・シャイニーブラックが装着される、とのこと。
最後のウラカンEVOスパイダーは「ウラカンシリーズの中で、もっともライフスタイルに特化した1台」。
60周年を記念した限定モデルでは”若々しく、生き生きとした現代的なキャラクター”が表現されており、展示車はヴェルデ・バイパー(グリーン)とビアンコ・イシ(ホワイト)という組み合わせを持ち、インテリアはネロ・アデ(ブラック)アルカンタラとロッソ・アララ(レッド)とビアンコ・レダ(ホワイト)というコンビネーション。
もう一つのバージョンは、ブルー・ルマンとビアンコ・イシ(白)のディテールというコントラストカラーを持ち、インテリアはネロ・アデ・アルカンタラ、そしてブルー・アモンの刺繍とビアンコ・レダのパイピングで飾られており、どちらのカラーであっても20インチのダミソ・シャイニーブラックホイールを装備しています。
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参照:Lamborghini