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マンソリーがランボルギーニ・アヴェンタドールSVJのワンオフカスタム「カーボナードGTS」公開。内外装にくまなく手が入り、外板は「カッパーとブラックのグラデーション」

2023/08/21

マンソリーがランボルギーニ・アヴェンタドールSVJのワンオフカスタム「カーボナードGTS」公開。内外装にくまなく手が入り、外板は「カッパーとブラックのグラデーション」

| 今回のマンソリーの「ランボルギーニ最新作」はなかなかの出来である |

ただしそこにかかったコストは非公開、車両一台分は「軽く」かかっているものと思われる

さて、ランボルギーニやフェラーリ、ロールスロイス、メルセデス・ベンツなどのプレミアムブランド/ハイエンドブランドを中心に車両のカスタムを展開しているマンソリー。

その内容はあまりに過激であって、もともとのクルマのスタイルとかけ離れてしまうことも多く、かつそのコストも非常に高額であるために「だれが注文するんだろうな」と考えたりするものの、実際には次々と新作を発表しているので、意外なことにけっこう多くの人が注文しているのは間違いないのかもしれません。

そして今回公開された最新作がランボルギーニ・アヴェンタドール「マンソリー・カーボナードGTS」と名付けられたコンプリートカーであり、ここでその内容を見てみましょう。

ランボルギーニ・アヴェンタドール「マンソリー・カーボナードGTS」はこんなクルマ

まず、このマンソリー・カーボナードGTSのベースとなったのはアヴェンタドールSVJロードスター。

マンソリーはアヴェンタドールSVJロードスターに搭載される6.5リッター自然吸気V12を770馬力から820馬力にまで向上させており、これによって0-100km/h加速は2.8秒、最高速は355km/hへ。

なお、ターボエンジンとは異なって、自然吸気エンジンしかも極限までの性能向上が図られたアヴェンタドールSVJのエンジンパワーを引き上げることは容易ではなかったと思われますが、現時点でその手法は「非公開」となっています。

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ただしこのマンソリー・カーボナードGTSのハイライトは運動性能よりもその内外装つまり「見える部分にあると考えてよく、なずボディカラーは(カーボナードの命名の由来でもある)カーボンファイバーへとすべてが置き換えられることに。

さらにこのカーボン製ボディキットは(ドアに至るまで)マンソリーのオリジナルデザインによるもので、文字通りの「総入れ替え」となっており、しかもペイントされるのは「カッパーにブラック」というグラデーション(フェード)。

そして面白いのはホイール、そしてドアアウターパネルに表現された「Y」型の突起までにもエフェクトがかけられていることで、その仕上げには想像を絶する情熱がかけられているものと思われます。

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フロントスプリッターやカナード、サイドウイング、さらにはリアウイングやディフューザーによってダウンフォースが強化され、一部パーツはエンジンとブレーキの冷却性能を強化しているとアナウンスされており、ホイールはカーボンファイバー製のディスクを装着した「CV.7 Air」。

フロントには255/30 ZR20、リアだと355/25 ZR21のピレリPゼロ・コルサが装着されています。

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ウイングは左右の端が「ダブル」に、そしてテールパイプはウラカン・テクニカの形状に近い六角形、そしてそのエッジはカッパーへとペイントされ、「Lamborghini」エンブレムは「Carobnard GTS」へと置き換えられることに。

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ランボルギーニのロゴやエンブレムはすべてマンソリー、もしくはカーボナードGTSへと変更され(これには訴訟対策も絡んでいるものと思われる)、各部に「MANSORY」が全力にて主張されますが・・・。

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一方ではランボルギーニが好んで用いる「Yアロー」が各部に再現されるなど、ランボルギーニに対する敬意も忘れてはいないようですね。

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ランボルギーニ・アヴェンタドール「マンソリー・カーボナードGTS」のインテリアはこうなっている

そしてこちらはランボルギーニ・アヴェンタドール「マンソリー・カーボナードGTS」のインテリア。

ブラックをベースとし、アクセントカラーとしてシート、ルーフ、シートベルト、ステッチなどに「キュプレウス」を採用しています。

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インテリアだとダッシュボード、ドアインナーパネル、シート、フロアマット、ルーフ内張り、ステアリングホイールのグリップなどにも「Yアロー」。

センターコンソール上のスイッチ類やエアコンのルーバー調整ノブ、メーターベゼルなど細部に至るまで手が入り、エクステリア同様「カスタムされていない場所はない」というほどの内容となっています。

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なお、このマンソリー・カーボナードGTSは顧客の依頼によって作られたワンオフモデルだといい、シリーズ生産ではないために価格は公表されておらず、しかし今までの例から推測するに、車両価格1台分くらいのコストがゆうにかかっているのかもしれません。

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参照:Mansory(Facebook)

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