マセラティが「MCエクストリーマ（MCXtrema）」の公式ティーザーキャンペーンを開始。プロジェクト24の正式名称として採用され、8月14日にデビュー

｜　MCエクストレマは730馬力を発生するエンジンを搭載した「究極の」サーキットウエポン　｜

限定台数63台はすでに完売済み

さて、昨日マセラティが「MCXtrema（MCエクストリーマ）」なる商標を出願し、MC20のハードコアバージョンではないかと思われたものの、実際にはそうではなく、プロジェクト24」として発表されたハイパーカーの正式名称としてこの”MCエクストリーマ”が用いられることになるもよう。

これはマセラティが正式にティーザーキャンペーンを開始したことから明らかになっており、8月18日にモントレー・カー・ウィークにてお披露目されることもアナウンスされています。

マセラティMCエクストレマはどんなクルマなのか？

そこでこのマセラティ・プロジェクト24もといMC20エクストレマをおさらいしておくと、これはMC20をベースとしたサーキット走行専用のハイパーカーであり、搭載されるエンジンもMC20と同じ3リッターV6”ネットゥーノ”ツインターボ、しかし出力は730馬力へと引き上げられ、車体重量はわずか1,250kgであることも明かされています。

ただ、このMCエクストレマは多くの部分にて専用の設計を持っており、レーシングクラッチ付き6速シーケンシャル・レーシング・トランスミッションを持つこと、機械式リミテッドスリップ・リアディファレンシャルを持つこともすでに（プロジェクト24を名乗っていた時代から）判明しています。

そのほかカーボンファイバー製モノコックに加えてカーボンファイバー製ボディワークを持ち、アジャスタブルダンパー付きサスペンション、調整式フロント／リアアンチロールバー、カーボンセラミックブレーキ、アジャスタブルABSとトラクションコントロール、31.7ガロン燃料タンク、FIA仕様の消火器、セーフティロールケージを持つこともアナウンス済み。

ただ、このMCエクストレマはFIAの規定するいずれかのカテゴリに参戦するためのレーシングカーではなく、あくまでもオーナーが自身のスキルを磨くために走ることを前提に設計されており、そして主なステージは（フェラーリのXXプログラムのように）マセラティが用意したプライベートサーキットデイだとされています。

つまりは「非常に贅沢な」クルマということになりますが、驚くべきは限定台数の62台（マセラティのブランドバリュー、そしてこのクルマの性質からするとけっこう多いと思う）がすべて完売していること。

現在各スポーツカーメーカが同様の「プライベートでサーキット走行を楽しむための」クルマをいくつか発売しているものの、こういった需要が「けっこう多い」ということにも驚かされますね。

Extremely rare, extremely powerful.
Project24 has a name.
MCXtrema. The countdown to the unleash of the new Maserati beast has started.#Maserati #MaseratiMCXtrema #MontereyCarWeek pic.twitter.com/9Bl8m776lz

— Maserati (@Maserati_HQ) August 1, 2023

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参照：Maseratti（Twitter/X）