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ホンダ(アキュラ)が廃棄寸前のNSXテスト車両を回収し「トレーラー」にコンバート!レース用NSXに接続して全米15州をまたぐラリーイベントに参戦

ホンダ(アキュラ)が廃棄寸前のNSXテスト車両を回収し「トレーラー」にコンバート!レース用NSXに接続して全米15州をまたぐラリーイベントに参戦

| このホンダの試みは正直、なかなか面白い |

NSX「トレーラー」はそれを牽引する車両と同じ仕様を持っている

さて、アキュラ(ホンダ)が全米15州をまたぎ、5月6日から13日までの間にて開催されるロードラリーに参戦するため「トレーラー付きのNSX」を準備したと発表。

このNSX「トレーラー」部分はクラッシュテストに使用した車体の残りだといい、つまりはこのプロジェクトによって「廃棄から救われた」ということになりそうです。

NSX「トレーラー」にはスペアパーツ類を満載

一見すると飾りのように見えなくもないNSX「トレーラー」ですが、アキュラのオートデベロップメントセンターのファブリケーションチームが(本気で)製作したものだといい、上述の通り「破棄される運命にあった」NSXの試作車を半分にカットし、さらにはタイヤなどの収納物を取り出しやすくするためにカスタムドアを設置しています。

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さらには”NSXが最高のラップタイムを記録できるよう、タイヤ、液体、工具を各サーキットイベントに素早く運ぶため”、競技用車両と同じくH&R製スプリング、HRE製軽量ホイール、ファルケン製高性能タイヤを装着し、ドライバーが駐車しやすいようにリバースカメラを搭載しているのだそう。

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このNSXのドライバーは、オハイオ州にあるホンダの北米自動車開発センターの車両力学およびブレーキシステムのエンジニア、ジャスティン・ボビンクシとチャド・ギルジンガーの2人だそうですが、この2人が自らNSXを「目的地まで」ドライブしてラリーイベントに参加するということに。

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参戦するアキュラNSXは「ほぼノーマル」

このNSXはボディラッピング施工、HRE製ホイールへの交換、ヒッチメンバー装着といったカスタムが施されているものの、その他はほぼノーマルだといい、「50,000ドル以上のスポーツ&グランドツーリング、スモールボア、ストックGTクラス」に参戦すると報じられています。

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ジャスティン・ボビンクシによれば、「アキュラNSXを活用しスーパーカートレーラーを作ろうと考えた時、”これはいい”と思ったんです。(NSXの製造を担当する)パフォーマンス・マニュファクチャリング・センターの情熱的な仲間たち、オート・ディベロップメント・センターのファブリケーション、そしてホンダ・オブ・アメリカ・レーシング・チーム(HART)の他のメンバーからも、この型破りなアイデアの実現に対する迷いは一切なく、すべてがスムーズに運びました」。

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なお、アキュラはこの「1台半の」NSXに加え、TLX Type Sも参戦させるといい、昨年パイクスピークに出場したTLX Type Sの軽量ブロンズHREホイール、アキュラ・グランプリ・オブ・ロングビーチにて登場したペースカーからカラーリングを借用するとされ、カーボンファイバー製のディフューザーとリアスポイラーを装備するもよう。

こちらをドライブするのは製品検証テストエンジニアのダン・クライン、そして車両力学・耐久性・ブレーキエンジニアのニック・アマトだとアナウンスされています。

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